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“ポスト天心”吉成名高 那須川戦のオファーを認めながらも「事実と異なることが伝わってしまい悔しい」

[ 2021年12月25日 19:50 ]

吉成名高
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 ムエタイファイターで“ポスト天心”の声が挙がっているBOMフライ級初代王者の吉成名高(20=エイワスポーツジム)は25日、自身のツイッターを更新。大みそかの「RIZIN.33」でキックボクシング45戦無敗の那須川天心(23=TARGET/Cygames)との試合が決まらなかったことについて言及した。

 RIZIN榊原信行CEOは、25日の記者会見で1年前から吉成に那須川戦のオファーを出していたと明かし、さらに今年の6月にもオファーを出したが吉成陣営から「まだ体格ができてないので、大みそかに向けて照準を絞って身体を作ってます」と返答があり、大みそかに吉成が体調を整えて出てくるだろうとRIZINサイドは思っていた。そして吉成は12月5日に55キロ契約の試合に臨んで判定勝利を収めた。その結果を受けて、RIZINサイドは大みそかの那須川戦を組もうと思っていた。しかし吉成サイドから悩んだ結果オファーを断られて那須川と吉成の試合は今回実現しなかった。榊原CEOは「手のひらの上に乗せられたチャンスをその場で掴めなかったらスターなんかになれないと思うので本当に残念だし、悔しいです」と正直な気持ちを言葉にした。

 吉成は自身ツイッターで「今回の大晦日、那須川天心選手との試合のオファーはいただきました」と実際にオファーがあったことも認めた。「正直、逃げたと言われるような行動はしていないです。事実と異なることが伝わってしまい悲しいし悔しいです」と世間に事実と異なるような伝わり方をしているとつづった。

 吉成はキックボクサー兼ムエタイファイターで活躍し、2019年には2019年4月、日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者となる。立ち技格闘技界の若手のホープとして“ポスト天心”の声が挙がっている。

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2021年12月25日のニュース