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那須川天心 武尊との夢の対決58キロ契約も「それで勝ったらかっけぇ」 25日、大みそかの対戦相手発表

[ 2021年12月25日 07:30 ]

<那須川天心 VS 武尊 会見>会見後、壇上でポーズする那須川天心(撮影・白鳥 佳樹)
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 キックボクシング45戦無敗の那須川天心(23=TARGET/Cygames)が24日に自身のYoutubeチャンネルを更新。同日に22年6月に対戦することが発表されたKー1史上初の3階級王者で現スーパー・フェザー級王者である武尊(30=SAGAMI―ONO KREST)との一戦について話した。

 那須川はこのドリームカードについて「24時間ぐらいまで決まってなかったんですから。それでやっと一昨日かな?昨日かな?決まって今日の会見ですから」とここ数日で電撃決定したことを明かした。会見終えてみて「楽しかったですね。いつも通りですし、特に変わることはなかったというか平常ですかね。世間は騒いでると思うんですけど、浮かれてたらダメだと思って平常心で臨みました」と話した。

 来年4月にキックボクシングを卒業する予定だったがこの試合のために6月までキックボクシング卒業を延長したことについても「テレビでも4月にキックボクシングを引退して、ボクシングに転向しますって発表してましたし、ボクシングの関係者にも筋を通しました。キックボクシングの引退を延長するのも最後のケジメですよね」と語った。「最初、この対戦がやるのかやらないのかってなってた時はスゲー乗り気だったんですけど、時が経ってもやれないってことがわかってから『もうないんだな』と思った時期もありました。最近になってやるって話になった時に引退も発表してた時にどうしたもんかな…」と夢の対決への苦悩を告白した。

 そしてこのカード実現へRIZIN榊原信行CEOから「キックボクシング引退を延長してくれないか?」と言われて最初は驚いたという那須川。「正直『うわぁ!マジか』と思いましたけど、その発想してくる人って面白れぇなと思って、色んな人に相談して結果やるってことになりましたね」と語った。

 ファンからこのカード実現に向けて色んな声があった中で「那須川天心は逃げてるんじゃないか?」という声もあった。最初はその声について多少は悔しい気持ちもあったという。しかし「そんなの知らねえみたいな感じですよ。そもそも表に立つ人間である以上、そこで一喜一憂してたらやられちゃうので、今は少し問題になったりしてますけど、それを覚悟して表に出て生きてます」話し、そして「僕の好きな仮面ライダーやヒーローやミッキーって影の部分って絶対に見せないじゃないですか。見せる必要がないんですよ。見せたらダメだと思います。そういう信念も昔からありました」と今はアンチ的なコメントも気にならないようだ。

 今回の試合は、契約体重が58キロで前日計量、大会当日は4キロ戻しの62キロ。1キャッチ1アタックありのキックボクシングルールで対戦する。契約体重について「向こうよりちゃ向こうよりですよね」と語りながらも「もうやるしかないでしょって感じですよね。でもそれで勝ったらかっけぇじゃん」と語った。

 キックボクシングの試合は残り3試合。大みそかには「RIZIN.33」で「RIZINラストマッチ」として出場予定。対戦相手は25日の記者会見で発表される。

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2021年12月25日のニュース