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夢対決が実現!来年6月に天心VS武尊 日本人カードでファイトマネー過去最高か

[ 2021年12月25日 05:30 ]

対戦が発表されポーズする那須川天心(左)と武尊(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 キックボクシング40戦全勝でRISE世界フェザー級王者の那須川天心(23=TARGET/Cygames)と、K―1ワールドGPスーパーフェザー級王者の武尊(30=SAGAMI―ONO KREST)が来年6月に対戦することが24日、発表された。

 会見に出席した格闘技イベントRIZINの榊原信行CEOは「ファイトマネーは(日本人対決では)過去最高になるだろう」と予想するように格闘技史上最大級の黄金カード。契約体重は58キロで今後、ルールなどの詳細を決める。当初はRIZIN「33」(31日、さいたまスーパーアリーナ)での実現を目指したが、会場は東京ドームや国立競技場が候補に挙がっている。

 15年11月、K―1ワールドGPで王座を防衛した武尊に、花道で那須川が対戦を直訴したのが始まりだ。違う団体所属でクリアすべき問題は多かったが、武尊もRIZINでの那須川の試合を観戦してアピール。那須川は「ディズニーとユニバ(USJ)。やっと交わる」と例えた。

 引き分けなしの延長完全決着を主張した武尊は「気持ちの部分では世界のどの選手にも負けない。そこがあれば必ず勝てる」ときっぱり。キックボクシング引退の時期を延ばして臨む那須川も「一番いい終わり方と言えばKO。皆さん期待してください」と弾むような口調で意気込んだ。

 ◇那須川 天心(なすかわ・てんしん)1998年(平10)8月18日生まれ、千葉県出身の23歳。5歳から極真空手を始め、小5でジュニア世界大会優勝。小6でキックボクシングに転向し14年7月プロデビュー。15年5月には史上最年少16歳でRISEバンタム級王座を獲得した。18年の大みそかにはボクシングの元世界5階級制覇王者メイウェザーとエキシビションで対戦。キックボクシング40戦全勝(28KO)。1メートル65。

 ◇武尊(たける)1991年(平3)7月29日生まれ、鳥取県出身の30歳。K―1に憧れ小2で空手を始め、その後キックボクシングに転向。高校卒業後に上京し、11年9月にプロデビュー。18年にK―1スーパーフェザー級王座決定トーナメントで優勝しK―1史上初めて3階級制覇を成し遂げた。愛称は「ナチュラル・ボーン・クラッシャー」。キックボクシング41戦40勝(24KO)1敗。1メートル68。

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2021年12月25日のニュース