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魔裟斗&武蔵 K―1ラストマッチを発表した木村“フィリップ”ミノルの次のステージを予想

[ 2021年11月14日 07:00 ]

武蔵(左)と魔裟斗(右)
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 元K―1世界王者でタレントの魔裟斗(42)と元K―1選手の武蔵(49)が13日に両者のYouTubeチャンネル「魔裟斗&武蔵チャンネルムサマサ!」を更新。Kー1ラストマッチを発表しているKー1スーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(28=PURGE TOKYO)の次のステージについて予想した。

 木村は2014年の新生Kー1旗揚げから中心選手として活躍し、18年8月にKrushウェルタ―級王座を獲得。19年に開催されたK―1全大会に出場して全試合KO勝利。20年3月に開催された「Kー1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」でも全試合KO勝利で王者に輝いた。現在10試合連続KO勝利を続けている。12月4日に開催されるK―1大阪大会で和島大海(26=月心会チーム侍)とのスーパー・ウェルター級タイトルマッチがK―1ラストマッチとなる。

 魔裟斗はなかなか試合の組まれなかった木村について「どうしたの?最近、試合してないじゃん」と中村拓己K―1プロデューサーに聞いていたようだ。ようやく木村の試合が会見で発表になったと思ったら「K-1ラストマッチ」ということで驚いたという。武蔵は魔裟斗に「(木村が)K―1を辞めることは会見で知ったってこと?」と聞くと「俺はK―1のずっと解説をやらせてもらってますけど、裏のことは全く知らないんですよ」と答えたが、武蔵は「ホンマに?」と問い詰めると魔裟斗は不気味な笑みをこぼした。すると武蔵は「絶対なんか知ってるやん。腹立つわ、この笑い」とツッコミを入れた。

 カード発表記者会見で「これからは次のステージも待ってると思うし、僕も次のステップに進みたい。ここのタイトルマッチでバチッとKOで勝って次のステージに進もうかなと思います」と語っていた木村。K―1を離れた後の次のステージについて魔裟斗と武蔵は予想した。武蔵はボクシングに転向すると仮定した場合に「KO必至の試合が多いやん。でもキックがあるからこそあのパンチの破壊力も生きて来ると思う」と語った。魔裟斗も「全部のパンチが強の強ですからね。ボクシングのパンチとは違う質ですよね」と説明した。

 続いて2人は、シンガポールを拠点する格闘技イベント「ONE Championship」への移籍を予想した。「ONE Championship」で木村が戦うとなればキックボクシングのフェザー級となる。現在、キックボクシングのフェザー級ではK―1王者経験のあるマラット・グレゴリアン(アルメリア)やチンギス・アラゾフ(ベラルーシ)など世界の強豪が出場している世界トーナメントが開催されている。武蔵は「木村の体だけ見たらあの世界トーナメントメンバーに入っていても全く見劣りせえへん。でも勝てる?」と疑問。魔裟斗も木村が10連勝する前に最後に負けた外国人選手であるジョーダン・ピケオー(オランダ)の名前を挙げながら「ジョーダン・ピケオーもK―1のリングでグレゴリアンやアラゾフにボッコリ倒されてますからね。今開催中の世界トーナメントだとトップではないじゃないですか」と話しながらも「ファイターであれば挑戦はしたいじゃないですか。上の舞台があるとするなら『あいつらと戦いたい』という気持ちは分かりますけどね」と気持ちを理解するコメントをした。さらに「ピケオーに負けてから10戦10勝10KOとパーフェクトレコードですよ。この成績なら今なら俺もあいつらと『戦える』って自信になりますよね」と語った。

 武蔵は「ONE Championship」に行くならば世界トーナメントに出場しているメンバーと戦いたいという気持ちになること自体が木村にとって向上心だと思うと仮定した。「まだまだ強くなる可能性はあるし、険しいいばらの道にあえて自分の身を置こうとするところは素晴らしい」と称えた上で木村がK―1を去るのも寂しいと話した。

 動画では木村のK―1ラストマッチの相手である和島が木村に勝つならどうすればいいのかなどについても話している。その他にも安保瑠輝也(25=CLUB es/team ALL―WIN)の再起戦などについても語っている。

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