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田中恒成「過去最高に強い田中恒成を見せたい」 12月11日の再起戦で約1年ぶりに再出発

[ 2021年11月11日 14:27 ]

再起戦まで1カ月となりリモート会見に臨んだ田中恒成(左)と畑中清詞会長(畑中ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング前WBO世界フライ級王者の田中恒成(26=畑中)が11日、オンラインで会見し、12月11日に名古屋国際会議場で元日本スーパーフライ級王者の石田匠(29=井岡)を迎えての再起戦へ順調な調整ぶりを報告した。

 「12月11日は復帰戦ですけど、過去最高に強い田中恒成を見せたい」

 昨年大みそかにWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=志成)に敗れ、4階級制覇に失敗しプロ初黒星を喫した。その試合で課題と指摘された防御の見直しに始まり、競技を探求するうちに全面的なスタイル変更に発展した。約1年ぶりの試合で注目ポイントを問われると「ガードの高さ、ディフェンスの意識。今までは距離感や駆け引きだったり、分かりにくい部分が多かった。より丁寧になり大雑把なところがなくなったところ」などと説明した。

 世界3階級制覇の過程では逆転劇をしばしば演じた。15年大みそかのWBO世界ミニマム級王座初防衛戦では、5回に同級4位ビック・サルダール(フィリピン)にダウンを奪われるなど劣勢で同回までの採点はジャッジ2人が挑戦者にフルマークをつけた。そこから左ボディー一発で6回KO勝ち。17年9月のWBO世界ライトフライ級V2戦では同級13位パランポン(タイ)に初回にダウンを奪われながら9回TKO勝ち。19年8月のWBO世界フライ級V2戦では同級1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)にダウンこそ喫しなかったものの、6回までジャッジ2人が挑戦者を支持する劣勢から7回にボディーで3度ひざまずかせてTKO勝利。田中は「今まではたくさん(パンチを)もらっても打ち勝ってきた。もう少し被弾数を少なくしたい」と新しい姿を披露するつもりだ。今回の試合で畑中清詞会長は「reborn(再生)」をテーマに掲げている。

 11月末までスパーリングを重ね、合計100ラウンドに達する見通し。「今月末までスパーリングをしっかりこなして、あとは本格的に減量していきたい。コンディションはとても良くて、ウエートは(契約体重52・5キロまで)あと6キロぐらい」。スーパーフライ級に進出する以前は減量に苦しむこともあった。階級アップすれば、それに見合う体づくりが必要で一概に減量が楽になるとは言えない。「今年26歳になって純粋に食べる量が減りました」と本人は言うものの、再起戦に臨む“本気度”が相当なものであるとも受け取れる。

 なお、この興行は約700人の観客を入れることも発表された。田中にとって地元での試合は19年8月のフライ級V2戦以来2年半ぶり。「地元の方に見てほしい気持ちが強い」と大きなモチベーションだ。試合の模様は東海地区ではCBCで生中継される。

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