【ボクシング】坂井祥紀はV3戦へ「明確に勝ちを」 “挑発”失敗の豊嶋亮太は「温和な方で…」
【プロボクシング日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦(2024年5月4日 東京・後楽園ホール)】
日本ウエルター級タイトルマッチの前日計量が3日、都内で行われ、王者・坂井祥紀(33=横浜光)は挑戦者・豊嶋亮太(28=帝拳)とともにリミット(66・6キロ)を200グラム下回る66・4キロでパスした。
3度目の防衛戦に臨む坂井は「判定であれKOであれ明確に勝ちを拾いにいく」と闘志を燃やした。坂井は19歳で単身メキシコに渡ってプロデビュー。19年秋に帰国するまで、メキシコや米国などで36戦(23勝11敗2分け)したキャリアを持つ“逆輸入ボクサー”だ。
豊嶋とは21年12月の東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック同級タイトルマッチで対戦。判定負けで2冠奪取に失敗し「周りが見えず、引き出しが少なかった。ただ今回はやりにくい感覚はない」と雪辱に燃えている。
一方、挑戦者に立場を変えて再戦する豊嶋は「2カ月半ハードにトレーニングできた。明日は良い感じのパフォーマンスが出せると思う」と不敵に笑う。約1年4カ月ぶりのタイトル戦へ万全をアピールする。
先月、興行内でリングに上がり次戦への意気込みを語った両者。豊嶋は「5月はもうベルトを持っていないと思うので、今のうちに大事に抱えて待っておけ」と“宣戦布告”する予定だったが坂井を前にすると挑発に失敗。「もうちょっと攻めたことを言おうと思ったんですが、、温和で優しそうな方なので何も言えなかった」と苦笑い。「パンチを試合で出せと言うことなのか」と頭をかきながら「今回は挑戦者の立場で失うものはない。かっこいい試合をしようとは考えず、闘志を見せるファイトをしたい」と気合を入れた。
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