佐々木尽　逆転KO勝ちで初防衛　2度ダウンも「初めてなので楽しかった」

＜日本ユース・スーパーライト級タイトルマッチ＞湯場海樹をKOで下し、初防衛に成功した佐々木尽
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　プロボクシングの日本ユース・スーパーライト級タイトルマッチ8回戦は17日、八王子市富士森体育館で行われ、王者・佐々木尽（19＝八王子中屋）が挑戦者で日本ユース・ライト級王者の湯場海樹（22＝ワタナベ）を2回2分3秒、KOで下し、初防衛に成功した。

　初回終了間際に思い切り振った左フックに左ショートカウンターを合わされ、いきなりダウンを奪われた。2回にも同じパターンでダウン。さらにコーナーに追い詰められて連打を浴びたが、そこから巻き返すと、左フック一発で湯場を沈めた。

　「湯場選手のパンチは固くて強くて速かった。初めてダウンをとられて楽しかった。なんか盛り上がってきたな～って。次からは気をつけようと思いました」

　人生初ダウンにも動じることなく、逆転KO勝ち。自分を信じて得意のパンチを振り抜いた19歳は屈託なく笑った。

　勝利後のリングには、空位の日本スーパーライト級日本王座を懸けて対戦することが内定している同級1位の平岡アンディ（24＝大橋）が登場。「佐々木選手はエキサイティングなファイター。後楽園ホールで待っているよ」と呼び掛けると、佐々木は「後楽園に行きます」と即答。昨年から何度もスパーリングを行い、平岡の強さは実感しているが、「勝てるようにレベルアップしたい。KOで勝ちます」と誓った。

　戦績は佐々木が11勝10KO、湯場はプロ初黒星で7勝5KO1敗2分け。