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RIZIN榊原CEO「難局乗り越え、歴史を継続させたい」 大阪大会延期も強い決意

[ 2021年5月12日 13:01 ]

「RIZIN.29」について会見する榊原信行CEO(公式YouTubeチャンネルより)

 総合格闘技「RIZIN」の榊原信行CEOが12日、オンラインで会見し、30日に丸善インテックアリーナ大阪で開催予定だった「RIZIN.29」を6月27日に延期すると発表した。

 榊原CEOは緊急事態宣言の期間が延長されたことについて「緊急事態宣言といっても、こう連発されると、僕自身もそうですけど、1年前の時のような意識で生活するのは難しい」と苦笑しつつ、「国が決めたことに逆らうことはできないし、批判、非難するのは簡単だけど、この状況を受け止めてファンの皆さんとともに、選手とともに未来を目指して、この難局を乗り越えてRIZINが作り出してきた歴史を何とか継続させたい」と決意を語った。

 昨年6月にクラウドファンディングを実施するなどファンの支援も受けながら事業を継続してきたが、相次ぐスケジュール変更や中止を余儀なくされている。「正直、事業継続はままならない状況」だという。

 「RIZIN.29」は1万人収容の会場に5000人のファンを入れて開催する予定。6月13日には東京ドームで「RIZIN.28」を開催する。榊原CEOは「選手の背中を押すのはファンの声援」とし、「コロナ禍という非日常的な状況が続いているが、ファンと一緒にRIZINも生き残っていきたい。ぜひ会場に足を運んでほしい」と来場を呼び掛けた。

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2021年5月12日のニュース