岩佐亮佑、レフェリーストップ負け…浜田剛史氏「まだ力残っていた」「止めるのが早い」

[ 2021年4月4日 05:40 ]

アフマダリエフ(右)のボディーに打ち込む岩佐(AP)
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 プロボクシングのWBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦12回戦は3日(日本時間4日未明)、ウズベキスタンの首都タシケントで行われ、IBF暫定王者・岩佐亮佑(31=セレス)はムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)に5回TKO負け。スポニチ本紙評論家の浜田剛史氏(60=元WBC世界スーパーライト級王者、帝拳代表)が試合を分析した。

 まだ岩佐には力が残っている状態だっただけにレフェリーストップは残念だ。選手の健康を守る観点から、最近は世界的に早めに止める傾向にあるが、この試合は世界タイトル戦であり、お互いにしっかり鍛えている選手同士の戦い。防御姿勢が取れない状態ではなく、立て直そうとしているようにも見えたので、止めるのが早いという感じはする。

 岩佐は初回はまずまずの出来だったが、2回に相手が強めに入ってきたところでロープを背負ってしまった。この日のアフマダリエフはさほど変則的ではなかったが、出入りが速く、懸念していた通り、ペースを握られてしまった。また、相手が強く出てきたことで岩佐も力んだのか、左の振りが大きくなり、これを外されてパンチをもらう場面もあった。右の長いジャブから左はショートを打つべきだった。3回途中からボディーを使い、4回には小さいパンチを連続で当てたシーンがあった。そのリズムを繰り返せればと思ったが、アフマダリエフは5回が再び強く入ってきた。セコンドの指示もあったのだろうが、勝負どころで一気に決めにいくダイナミックさと勝負勘を持った選手だった。

 あのまま試合を続けても、流れは変わらなかったかもしれない。ただ、ようやく中盤に差し掛かったばかり。岩佐自身は盛り返す機会はあると思っていたのではないだろうか。(元WBC世界スーパーフライ級王者)

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