「真空飛び膝蹴り」名付け親 元TBSアナ・石川顕氏が沢村氏を悼む「義、仁、誠。侍のような人でした」

[ 2021年4月1日 22:23 ]

1976年1月12日、テパリット・ルークパンチャマに強烈なとび蹴りをお見舞いする、キックボクシング東洋ライト級チャンピオン・沢村忠さん

 「キックの鬼」と呼ばれ国民的な人気を誇った伝説のキックボクサー、沢村忠さん(本名・白羽秀樹=しらは・ひでき)が3月26日に肺がんのため死去していたことが1日、分かった。78歳だった。昨年から体調を崩し千葉県内の病院に入院していた。

 長年にわたってキックボクシング中継を担当した元TBSアナウンサーの石川顕氏(79)は神奈川県横須賀市の自宅で高校野球をテレビ観戦中、スポニチ本紙からの電話で沢村忠さんの訃報に接した。「真空飛び膝蹴り」の名付け親で、リングを離れても沢村さんとは年数回は食事やゴルフを共にする仲だが、コロナ禍で、この1年は会う機会がなかったという。

 突然の悲報に戸惑いながらも、「侍のような人でした。義があり、仁があり、誠がある。決して人の悪口を言わず、誰にでも優しい。人間的にも素晴らしい方でした」と故人をしのんだ。

 現役時代の沢村さんについて「誰よりも練習した」と回顧。「理由を尋ねたら“自分の成長が実感できるから”と返ってきた。後にプロ野球の取材で落合(博満氏)が同じような話をしていた。超一流には共通するところがあると感じた」という。沢村さんがタイ人選手を研究するためにタイ語を学んだことに触発され、石川氏もタイ語を習得。「通訳なしでインタビューできたらと。沢村さんのおかげですよ」と懐かしそうに振り返った。

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