武尊　天心の前でペタスにKO勝ち！「最高の舞台で最高の試合をやりたい」と対戦要求

K―1　WORLD　GP　2021　JAPAN～K’FESTA.4　Day.2～   K―1スーパーフェザー級タイトルマッチ　○武尊―レオナ● （ 2021年3月28日    東京・日本武道館 ）

＜Kー1　WORLD　GP　2021　JAPAN～FESTA.4　Day.2＞スーパーフェザー級王座決定戦、1回、レオナ・ペタス（左）からダウンを奪う武尊（撮影・会津　智海）
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　スーパーフェザー級王者の武尊（29＝SAGAMI―ONO　KREST）が2度目の防衛に成功した。最強の挑戦者の呼び声が高かったレオナ・ペタス（28＝THE　SPIRIT　GYM　TEAM　TOP　ZEROS）の攻撃をまともに受ける場面もあったが、1Rに左フックで倒すと2Rは2度のダウンを奪い、2R1分4秒でKO勝ち。試合後のリング上で「K―1はKOじゃないといけない。それを体現できた」と新生K―1の象徴は胸を張った。

　下馬評では挑戦者優位との声もあり、それは武尊の耳にも届いていた。「その方が燃える。そういってくれる人に感謝している」。圧倒的な精神力の強さも見せつけ、見応えのある激戦を制した。

　昨年大みそかは格闘技イベント「RIZIN」の会場に出向き、那須川天心（22＝TARGET/Cygames）との夢の対戦の実現に向けて動いた。この日は那須川が来場してリング下で見守った。武尊はファンに感謝の言葉を伝えたあと、こう言った。「最高の舞台で最高の試合をやりたいと思っている。天心選手、よろしくお願いします」。日本の格闘技界を背負う2人がリング上で交わる瞬間が、さらに近づいてきた。