×

武尊「戻れば120ぐらいに持っていける」 公開練習で力強いパンチ披露、V2戦へ自信

[ 2020年12月25日 17:46 ]

<K-1武尊・公開練習>藤原トレーナーのミットめがけ軽快な動きを見せる武尊(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 K―1スーパーフェザー級王者の武尊(29=SAGAMI―ONO KREST)が25日、「K―1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4~」(来年1月24日、東京・国立代々木競技場)で行われるレオナ・ペタス(28=THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)との2度目の防衛戦に向け、都内で練習を公開した。11月に予定されていた一戦は左拳の負傷で延期となったが、この日の3分間のミット打ちでは力強いパンチも披露。「左を使っていなくて筋力が落ちていて戻しているところ。戻れば120(%)ぐらいに持っていける」と自信をのぞかせた。

 “ナチュラル・ボーン・クラッシャー”と呼ばれるように激しいファイトで勝利を重ねてきたが、さらなるレベルアップを求め、ボクシングトレーナーの藤原俊志氏(46)の指導を仰いでいる。藤原氏は元WBA世界スーパーフライ級王者・名城信男を指導し、2006年度のエディ・タウンゼント賞を受賞。武尊はボクシングの基礎となる打ち方や拳を痛めにくいバンテージの巻き方などを教わっている。「自己流」という強いパンチにボクシングの基礎が加わったことで「切れだったり、(ポジショニングなど)攻撃じゃない部分が強化されている」と手応えを口にした。藤原氏は「飲み込みが早い。日本ランカーでもできないことができたり、器用」と武尊のセンスの高さを実感している。

 今年は負傷の影響もあって3月の1試合だけに終わった。「来年、高く跳ぶためのしゃがんだ1年」と捉えた上で「夜明け前は暗闇。来年は明るい夜明けが待っている。応援してくれるファンだったりに恩返しできる1年になれば」とさらなる飛躍を誓っていた。

続きを表示

2020年12月25日のニュース