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コロナ対策連絡協議会が京口の世界戦中止を調査 「状況が改善されなければ」厳しい姿勢も

[ 2020年11月10日 16:50 ]

計量後、ツーショット写真に納まる京口(左)とタノンサック (撮影・亀井 直樹)
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 日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は10日、オンラインで新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、3日に大阪で開催予定だったWBA世界ライトフライ級タイトルマッチが直前で中止になったことについて、協議会名で調査を実施することなどを決めた。

 試合前日のPCR検査でスーパー王者・京口紘人(26=ワタナベ)とチーフセコンドの陽性が判明。ガイドラインに従って中止が決定されたが、協議会はコロナ後、国内で最初の男子世界戦が直前で中止となったことを重く受け止め、感染経路、その後のジム内での感染状況、予防策が徹底されていたかどうかなどを2週間程度の期間を設けて調査、報告させ、再び世界戦を組むことを許可するかどうか判断することとした。

 JBCの安河内剛事務局長は「今後、このようなことが続けば、日本でのボクシング興行が難しくなってくる。危機管理を徹底して呼び掛けるということ、スポーツ業界としての社会的責任を果たすということを自覚してもらう趣旨もある」と説明。「感染が起こるべくして起こったなどの状況が改善されなければ、改善計画等が出されなければ、次の世界戦とか興行はないと考えてもらっていい」と厳しい姿勢で臨むことを明かした。

 また、様々な問題に迅速に対応するため、協議会内に小委員会を設置することも決めた。

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2020年11月10日のニュース