津端ありさ、五輪出場枠獲得へNTCで集中特訓「看護師として目指すことに意味がある」

[ 2020年8月6日 18:19 ]

味の素ナショナルトレーニングセンターでの集中特訓を終え、オンラインで取材に応じた津端ありさ

 ボクシング女子ミドル級で来年の東京五輪出場を目指す“看護師ボクサー”の津端ありさ(27=西埼玉中央病院)が6日、東京・北区西が丘の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で集中特訓を行った。コロナ禍で忙しく医療現場で働く津端のため、経験不足や練習時間不足の穴埋めを目的に、日本ボクシング連盟が特別に練習日を設定したもの。約2時間の練習後にオンラインで取材に応じた津端は「ありがたいこと。感謝しかない」と笑顔。普段は勤務後に病院の体育館で練習しているが、サンドバッグやリングも用意された整った環境で、ナショナルコーチのウラジミール・シン氏らコーチ陣から直接指導を受け、「もっともっと上手になって結果を残したい気持ちになった」と話した。

 3月の五輪アジア・オセアニア予選では初戦で敗退。世界最終予選には派遣されない予定だったが、五輪が1年延期となったことで、津端の成長に期待した日本連盟が方針を転換。来年に予定される最終予選での五輪出場枠の獲得を目指す。

 医療従事者として「正直、本当に開催できるのかどうか…医療現場では、難しいのではという声もある」と明かす。一方で「競技者としては、それを考えるとモチベーションが上がらないで(五輪が)あると考えて練習に取り組んでいる」と言い切った。

 合宿などへの参加時は職場のシフトを調整してもらう。「看護師もボクシングも周囲の協力があってできている」の思いは強い。

 「私の場合は看護師として働きながら(五輪を)目指すことに意味があると思うので、応援してくれている医療現場のスタッフの方々や患者さんにオリンピックに出ている姿を見てもらって励みになったり、楽しさを感じることにつながってほしいと思っています」

 今回の集中特訓は7日までの2日間だが、今後も仕事の休日を利用してNTCでの練習を行うという。

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