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【新日本】鷹木、27分を超える大死闘制しNEVER無差別級王座初防衛!「これがプロレスだ!」

[ 2020年2月21日 00:00 ]

新日本プロレス・NEVER無差別級選手権   ○(王者)鷹木信悟―(挑戦者)石井智宏● ( 2020年2月20日    東京・後楽園ホール )

鷹木信悟
Photo By スポニチ

 新日本プロレスは、20日に後楽園大会を開催し、メインイベントのNEVER無差別級選手権は王者の鷹木信悟(37)が27分を超える壮絶な試合の末に挑戦者の石井智宏(44)を退けて初防衛に成功した。

 1日の札幌ビックマッチでNEVER無差別級に初挑戦・初戴冠を成し遂げた鷹木。6日の後楽園大会のメインイベント終了後に石井が挑戦をアピールして、今回のタイトルマッチが組まれた。

 試合は、開始早々から両者の意地がぶつかり合うバチバチとした肉弾戦。両者の意地の張り合いが続いた中で試合中盤に鷹木がエプロンでのデスバレーボムを石井に決めて一気に試合のペースを握る。しかしその後、石井がパワースラムで挽回。バックドロップの投げ合いも制し、ラリアットの打ち合いも制した。続けてパワーボムを決めるがカウント2。続けて雪崩式ブレーンバスターを決めるがこれもカウント2で返される。すると石井がスライディングラリアットを狙うが回避される。そこから鷹木はMADE IN JAPANを狙うも石井に回避されるとカウンターバックエルボーから顔面パンチから左のショートレンジラリアットを3連続で決める。今度はヘッドバットの打ち合いからエルボーの打ち合い。この攻防を制したのも鷹木。続けて今後こそMADE IN JAPANを決めるもカウント2。そのまま得意技のパンピングボンバーを決めるがカウント1で返す石井。

 今度は石井がラリアットを決めて、再びラリアットを狙うも交わされる。鷹木のチョップを避けて、投げっぱなしジャーマンを決めて、すぐに立ち上がった鷹木にラリアットを決めるがカウント1。今度は顔面蹴りを決めて、スライディングラリアットを決めるがカウント2で返されるとブレーンバスターを狙おうとするが、鷹木が切り返して鷹木式E.V.O(変形のエメラルドフロウジョン)でリングに突き刺す。ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを仕掛けるが抵抗した石井に顔面パンチ。パンピングボンバーを狙おうとするが、石井はカウンターラリアットで動きを止めて続けてヘッドバットで尻餅をつかせる。追い打ちでラリアットを決めるが、ヘッドバットで返す鷹木。そこから鷹木が鷹木式GTRを決める。さらに背後へのショートレンジラリアットからパンピングボンバーを決めるがカウント2。最後は必殺技のラスト・オブ・ザ・ドラゴンで27分を超える壮絶な試合に終止符を打った。

 試合後、死闘を制した鷹木は「何とかベルトを守ったぞ!石井の野郎は、とことんブッ飛んでるな。全部が強烈で痛いけど試合が終わってみれば気持ちのいい痛みだな」と語ると続けて「今の魂と魂のぶつかり合い。これがプロレスだ!」と叫んだ。場内は大鷹木コールになると「このベルトの価値を高めるために、とことん暴れ狂ってやるからな。これからも暴れ龍のごとく駆け上がって行くぞ!」と大会を締めた。

 バックステージでも「恐ろしいよ、あの44歳。あの野郎の目が死んでなかった。だから俺の魂も踏み止まった」と話し、「俺には歴史がないから歴史がない分一つ一つインパクトを残すしかないだろ。まだまだやることは山ほどあるんだ」と意気込んだ。

 そして3月4日に開幕する「NEW JAPAN CUP 2020」に参戦表明し、1回戦から特別な相手を用意してほしいと新日本プロレスに要求した。

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2020年2月20日のニュース