村田、バトラーと21秒にらみ合い「特にやってやろうという気持ちはない」

[ 2019年12月23日 05:30 ]

トリプル世界戦 WBA世界ミドル級タイトルマッチ ( 2019年12月23日    横浜アリーナ )

計量をパスした村田(左)とバトラー(撮影・島崎 忠彦)
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 トリプル世界戦の前日計量が22日、都内のホテルで行われ、出場6選手全員が1回目でクリアした。7月に返り咲いた王座の初防衛を目指すWBA世界ミドル級王者・村田諒太はフェースオフで挑戦者バトラーと約21秒もにらみ合ったが、あくまでも自然体であることを強調。“ありのまま”で23日の決戦に臨む。

 計量後のフェースオフ。24歳の挑戦者と向き合った村田は闘志を表に出すことも、相手を威嚇するようなこともなかった。その間約21秒。昨年10月のブラント(米国)戦の17秒、今年7月のブラントとの再戦の20秒を超える長さだったが、王者に気負いは全くなかった。

 「何も感じなかったですね。特にやってやろうという気持ちになったわけでもないですし、ただ、あの場を過ごしたって感じです」

 7月に王座に返り咲き、再びベルトを守る立場になった。それでも「意識していない。明日試合がある。その試合でベストを尽くすだけ」と言い切った。もちろん「緊張感はある」が、過ごしてきた濃密な時間が平常心をつくり上げている。

 10月末から計6人のパートナーを招きスパーリングを消化。自分からプレッシャーをかけて手数を出すというブラントとの再戦で確立した新スタイルに磨きをかけた。また、コンディション維持の“新兵器”として水素吸入器を導入。水素には活性酸素を除去する抗酸化作用があるとされ、疲労回復に役立てている。

 戦闘モードに切り替わるのはリングに上がる瞬間。「自然にスイッチは入ると思う。そのタイミングは自分でも分かっているので」。いつものように計量後にパスタ、夜にはうなぎを食べ、決戦の朝を迎える。

 「前回同様、無理せず、着飾らず。無理に笑顔をつくる必要もないし、無理にカッコつけることも虚勢を張る必要もない。そのままで勝負したいですね」。大一番を目前にしても自然体を貫いた。 


 《バトラー「明日が待ち遠しい」》 挑戦者のバトラーはリミットの72・5キロでパスし、関係者から「ニュー(新王者誕生)!」と声援を浴びた。王者との2ショット撮影では上半身裸になろうとしたが、村田がジャージーを着たままだったため脱ぎかけたTシャツをそのままにしてカメラの前に立った。「何で最後に脱がなかったのか本人に聞いてくれ」と、村田の体が仕上がってないと言わんばかり。「体調はいいし、明日が待ち遠しい。明日はいいショーを見せるので、見逃さないでほしい」とアピールした。

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