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村田諒太が5回TKO勝ち!初防衛に成功 強烈左フックでKO率80%の24歳バトラー下す

[ 2019年12月23日 20:46 ]

<WBA世界ミドル級タイトルマッチ 村田諒太VSスティーブン・バトラー>2R、右を振る村田(撮影・長久保 豊)
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 ボクシングのトリプル世界戦は23日、横浜アリーナで行われ、WBA世界ミドル級タイトルマッチは王者・村田諒太(33=帝拳)が同級8位の挑戦者スティーブン・バトラー(24=カナダ)と対決。5回終了間際に左フックがさく裂しTKO勝ち。初防衛に成功した。

 1回は序盤から互いに距離を縮めてパンチの応酬。村田が右ストレートやボディーで攻めると、バトラーもジャブや右ストレートで反撃した。

 2、3回と村田が徐々にプレッシャーをかけ、相手がロープを背負う場面も。手数を増やす村田に対して、ここまでKO率80%の相手も重いパンチを返す展開に。

 4回を終えて迎えた5回。右の連打でプレッシャーを強めた村田の強烈な左フックがさく裂。相手がダウンするとレフェリーがノーカウントでTKO勝ちした。

 村田は昨年10月、米ラスベガスでロブ・ブラント(米国)に完敗して王座陥落。だが、現役続行を決意し、自身のボクシングを再構築。7月の再戦では2回TKOでブラントにリベンジし、王座返り咲きを果たした。

 ◆村田 諒太(むらた・りょうた)1986年(昭61)1月12日生まれ、奈良市出身の33歳。南京都高(現京都広学館高)―東洋大。11年世界選手権ミドル級銀、12年ロンドン五輪同級金メダル。13年8月プロデビュー。17年5月に世界初挑戦でエンダム(フランス)に判定負けも、10月の再戦で7回TKO勝ちしてWBA同級王座獲得。日本人五輪メダリスト初の世界王者に。18年10月にブラント(米国)に敗れ陥落も、今年7月の再戦でリベンジを果たし王者に返り咲いた。身長1メートル83、リーチ1メートル90の右ボクサーファイター。家族は佳子夫人と長男・晴道くん、長女・佳織ちゃん。

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