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拳四朗 7度目の防衛に成功!4回1分8秒TKO勝ち「やったぜい」

[ 2019年12月23日 18:27 ]

<WBC世界ライトフライ級TM 寺地拳四朗・ランディ・ペタルコリン>3R、終了間際に右ボディで3度目のダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・長久保 豊)
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 ボクシングのトリプル世界戦は23日、横浜アリーナで行われ、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦は王者・寺地拳四朗(27=BMB)が挑戦者の同級12位のランディ・ペタルコリン(27=フィリピン)に4回1分8秒TKO勝ちし、国内8位タイとなる7度目の防衛に成功した。寺地はプロデビューから17戦全勝10KO。元WBA暫定同級王者のペタルコリンは31勝(23KO)4敗1分けとなった。

 互いに慎重に距離とリズムを計りながら迎えた2回。拳四朗はペタルコリンのワンツーを3度もらってヒヤリとさせた。だが3回、ボディーへの右ストレートを効かせると、再び右ボディーで最初のダウンを奪取。さらにこの回、ボディーで2度ダウンを追加した。ここはラウンド終了のゴングに救われたペタルコリンは4回、捨て身で攻撃してきたが、拳四朗は左ボディーで4度目のダウンを奪い、試合を終わらせた。

 リングネームをデビュー時からの「拳四朗」から本名に変えて臨んだ最初の試合をKOで飾った王者は「やったぜい」とリング上で第一声。これで7回目の防衛となり、具志堅用高が保つ日本記録の13連続防衛にまた一歩近づいた。「とりあえず1戦1戦勝てば13回は行ける自信しかない。これからは13回防衛するところを見てください」と豪語し、「(今回は)統一戦は流れたが、来年ぐらいあったなら。防衛回数とベルトを増やすことを目標に、来年はもっとカッコ良くなりたい」と宣言した。

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