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セレス小林会長 岩佐は「これまでとは全く違う」、苦手サウスポー相手も「勝てると思う」

[ 2019年12月6日 07:19 ]

IBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦   同級1位・岩佐亮佑(29=セレス)《12回戦》同級3位マーロン・タパレス(27=フィリピン) ( 2019年12月7日    米ニューヨーク・バークレイズセンター )

最終会見に出席した全選手での撮影に応じる岩佐=右(撮影・杉浦大介通信員)
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 最終会見が5日、ブルックリンの「The Tillary Hotel」で行われ、王座返り咲きを狙う岩佐とタパレスが抱負を述べた。会見後、岩佐を指導する元WBA世界スーパーフライ級王者のセレス小林会長(46)が取材に応じた。

 ――岩佐に期待することは。
 「ただ勝つことだけですね。勝ち方とかそういうのはどうでもいいですから、本当に勝ってベルトを日本に持ち帰りたいです」

 ――サウスポー対策は。
 「僕はもともと苦手だとは思っていないんですよ。スパーリングとかでは苦手じゃないし、試合やってるメンツがね、山中(慎介)くんだったり、ハスキンスだったり、まあまあ強い相手なんで。(本人に)苦手意識があったので、それを払拭(ふっしょく)するための練習があって、なんでサウスポーが苦手なのか、苦手意識が出ちゃうのかっていうのを、2人で突き止めて、確認することがあって、それを今回やってきたので、これまでの岩佐とは全く違うと思っている。それが試合で出せるのであれば勝てると思う。タパレスもパワーあるし、強いし、簡単な試合にはならないけど、そこでやってきたことをしっかりと集中して出して、やれれば、僕は勝てると思っている。そういう気持ちで教えていたので、勝ってほしいですね。たぶん出来としては過去最高に良いと思う」

 ――今回勝ったとして、(正規王者)ローマンはまずWBA指名挑戦者との対戦を計画しているため、岩佐の次の試合がローマン(との統一戦)戦になるとは限らないのか。
 「分からないですね。それはローマン次第。ウチとしてはローマンとやりたいです。それはIBFの流れにもよるし、従わなければいけないし。ウチは今回のことしか考えてませんけど、取ったあとのことは、IBFに従います。僕らが決めることではないので、僕らはその挑戦権を得るために、(明後日の)試合は必ず勝たなければいけないということだけが確かなこと。この先のことはまだ何も考えていないです。こういった米国の大きい舞台で、今回のような試合のリングに立つ上では、負けたらもうなくなってしまう。(明後日の)試合に勝つことでその道が開ける。まずは、あさっての試合に勝つことです」

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