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ハム・ソヒ 浜崎朱加への挑戦権獲得 山本美憂は連勝止まる RIZIN’19

[ 2019年10月12日 20:05 ]

RIZIN’19   ○ハム―山本● ( 2019年10月12日    エディオンアリーナ大阪 )

<RIZIN.19 ハム・ソヒ×山本美憂>TKO負けを喫した山本美憂(左)(撮影・後藤 大輝)
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 49キロ契約のRIZIN女子MMAルールで、RIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加(37=AACC)への挑戦権を懸けた戦いは、ハム・ソヒ(32=韓国)が山本美憂(45=KRAZY BEE/SPIKE22)を2回4分42秒、TKOで下した。

 2回序盤に得意の左ストレートをヒットしたほか、山本の執拗(しつよう)なタックルにも冷静に対処。一度もマウントを取らせず、上半身を起こした体勢でパウンドを落とし続けた。山本の動きが止まってところでレフェリーが試合を止めた。

 試合後にリング登壇した王者の浜崎は大みそかの対戦に向け「ハムちゃんは強い。でも過去2回は勝たせてもらった。3回目もしっかり決めたい」と防衛を宣言した。

 山本を下したハムは「試合前はとてもワクワクしていたけど、実際に試合すると悲しい気持ちもあった」と目を潤ませた。それでもリング上で王者の浜崎と並び、年末への意気込みを問われ「2回負けたけど、3回目はない」と意気込んだ。

 試合後の会見で“悲しい気持ち”について問われたハムは「同じ人間、一人の女性として、試合とはいえ、危害を与えることに心が痛んだ。今までこういう気持ちになったことはない。山本選手のバックグラウンドを知っていたからだと思う」と話した。

 一方で敗れた山本は18年7月からの4連勝でストップ。「悔しい。力の差は感じなかった。むしろ私が上回っていると思ったぐらい。ただ、タックルへの対策など“研究しているな”と感じた」。米国のUFCにも参戦したトップ選手らしい取り組みに脱帽した。今後について「すぐに帰ってトレーニングしたい。年齢のことをよく言われるけど、試合でガス欠にならないし、10代、20代の選手とトレーニングしても自分が引っ張ろうとなる。大みそか(のRIZIN)も出たい」と意欲的だった。

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2019年10月12日のニュース