元3階級王者リナレス判定完勝 4年9カ月ぶり“聖地”で復活!
プロボクシング 137ポンド契約10回戦 ○ホルヘ・リナレス 判定3―0 アル・トヨゴン● ( 2019年9月7日 後楽園ホール )
元3階級制覇王者ホルヘ・リナレスが4年9カ月ぶりの国内リングを白星で飾った。
タフさが自慢のトヨゴンを倒し切れなかったものの、最大11点の大差をつけて判定3―0の完勝。「相手はやっぱりタフだった。でも、頭、危ないよ」。頭を下げて飛び込んでくる相手のバッティングで8回に右目上、9回には左目上をカットしたこともあり、試合後は不満も漏れたが、「10ラウンド闘えたことは収穫。自分の力の70%ぐらいは出せた」と自らに及第点をつけた。
昨年5月にワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に敗れ、WBA世界ライト級王座から陥落。だが、「まだ大丈夫。また世界チャンピオンになれる」と手応えはある。プロ51戦目、12年7カ月ぶりの“聖地”後楽園ホールからリナレスが復活への第一歩を踏み出した。
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