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皇治 延長制し故郷に錦「大阪でメイン、負けるわけには…」

[ 2019年8月25日 05:30 ]

スポニチ後援「K―1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本VS世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~ ( 2019年8月24日    エディオンアリーナ大阪 )

激戦を制し判定勝ちした皇治(右)=撮影・後藤 大輝
Photo By スポニチ

 スーパー・フェザー級スペシャル・スーパーファイトは、皇治(30=TEAM ONE)が延長判定2―1で大岩龍矢(27=K―1ジム SAGAMI―ONO KREST)を下し、地元大阪でのメインイベントを白星で飾った。「日本VS世界」と銘打たれた5対5は、日本が4勝1敗と快勝した。

 ハートだけで拳を振り回した。3Rで決着がつかず、誰もが望むところの延長戦。皇治は足を止め、大岩に無数のパンチを浴びせ、そして被弾した。「大阪で俺がメインイベント。死んでも負けるわけにいかなかった」。判定は紙一重の2―1。KOは逃しても、意地と執念だけで「西のエース」としての面目を保った。

 いつも以上に挑発を仕掛けた大一番。過激な言葉の裏には、大岩の盟友で、昨年12月に判定負けを喫した武尊への意識がある。「今後の目標?武尊とやるか、他団体か」とリングで口にした皇治は、静かな口調で胸の内を明かした。「俺はK―1が好きで、背負っている。ファンと一緒にいろんな景色を見ていきたい」。30歳の円熟期。皇治と武尊が雌雄を決する瞬間をファンも待ち望んでいる。

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2019年8月25日のニュース