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桑原拓がデビュー5連勝 難敵をTKO圧倒「来年はタイトル獲りたい」

[ 2019年7月1日 19:04 ]

浜上に勝利した桑原はガッツポーズ(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 プロボクシングの第68回フェニックスバトルは1日、東京・後楽園ホールで行われ、フライ級6回戦で桑原拓(24大橋)が浜上京武(22=島袋)に4回2分8秒、TKO勝ちし、デビュー5連勝を飾った。

 序盤から鋭い左ジャブと軽快なフットワークで完全にリングを支配。多彩なコンビネーションを繰り出して、17年西部新人王の浜上を圧倒した。4回に右アッパーで最初のダウンを奪うと、立ち上がった浜上に猛ラッシュ。レフェリーはノーカウントで試合を止めた。

 5戦で4度目のKO勝利。桑原は「きょうは100点に近い95点。練習してきたアッパー系や左ボディーを中心に攻めることができた。持ち味のスピードと距離を生かせたと思う」と胸を張った。

 日本人男子初の4階級制覇を達成したWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(30=Reason大貴)と同じ大阪出身で興国高、東農大卒のアマエリート。ここまで4戦はライトフライ級や50キロ契約など階級が定まっていなかったが、「自分ではフライ級が1番」の手応えも得た。井上尚弥・拓真兄弟らタレントがそろう大橋ジムの次世代エース候補は「どんどん上の選手、ランカーたちと試合をして年内にはタイトルを狙える位置に行きたい。そして来年はタイトルを獲りたい」と力強かった。

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2019年7月1日のニュース