広島・中村奨成 「あと100試合ぐらいある。巻き返せる」フォーム矯正プログラム消化し19日1軍復帰

[ 2026年5月19日 05:05 ]

19日に1軍復帰予定の中村奨
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 打撃不振で離脱した広島・中村奨成外野手(26)が、19日のDeNA戦(マツダ)から1軍に復帰する。3軍でフォーム矯正プログラムを消化し、2軍での実戦5試合を経て、4月30日の登録抹消以来19日ぶりの昇格。18日は荷物入れのためマツダスタジアムを訪れ「あと100試合ぐらいある。巻き返せると思うし、チームの力になれれば」と言葉に力を込めた。

 中村奨が「もう一回勝負したい」と望んだ舞台に戻ってくる。打撃不振で4月30日に出場選手登録を外れて以来、19日ぶりの1軍昇格。荷物入れに訪れた本拠地球場で取材に応じ、失地回復への意気込みを口にした。

 「(自分の)状態うんぬんより、1軍に上げてもらうので、チームが勝てるように貢献したいと思います」

 オープン戦で打率・319を残した今春。晴れて「2番・右翼」で開幕先発を勝ち取っても、開幕後は別人になった。幅を広げるための右打ちが主になっていたことで、本来の左方向への強い打球が減り、出場22試合で同・169。4月30日に登録抹消となった。

 「ヨソ行きになっていた感があったので、東洋さんと一緒に、とにかく(左方向へ)強く打てるように。アナリストさんの力も借りて、映像と照らし合わせながらいろんな取り組みはできたかなと」

 体の開きが早く、軸が投手側にズレていた打撃フォーム。3軍では、朝山東洋野手育成コーチの下で(1)下手からのトスを打つ(2)上手からの緩い球を打つ(3)打撃マシンの速い直球を的確に打ち返す…という矯正のための再生プログラムを、段階を踏んで消化した。

 「去年良かったものに戻しつつ、新しくできることはやっていこうという感じでした」

 昨年10月に右足首の遊離体を摘出。出力は無意識のうちに落ちていた。「最初はそれが分からなかった。痛みがなくなったから、これまで以上にできると。でも、そうじゃなかった」。右足の新たな感覚の中で順応するフォームを探り、一定の着地点を見いだした。

 「個人的に(好)成績が出れば万々歳ですが、チームは5位。まだあと100試合ぐらいあるし、巻き返せると思う。とにかく優勝に向かって、チームの力になれれば」

 巻き返せる――。それは、中村奨にも当てはまる。今回の2軍調整期間では、ファーム・リーグ出場5試合で20打数5安打。左方向へ、10日のオリックス戦では本塁打を、17日の阪神戦でも二塁打を、それぞれ放った。それこそが本来の打球。さぁ、もう一度勝負だ。 (江尾 卓也)

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