阪神・西勇輝 江夏以来の虎在籍中1500奪三振達成へあと「8」 18年目で倉敷初登板

[ 2026年5月19日 05:15 ]

<阪神投手指名練習>投内連携を確認する西勇(撮影・岸 良祐)
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 阪神・西勇が、快挙に手をかけている。19日の中日戦(倉敷)で先発。キャッチボールとショートダッシュで調整した。NPBでは過去60人が達成した1500奪三振まであと8と迫る。阪神在籍中の達成となれば、72年の江夏豊以来、5人目。キャリアを積み重ねた者しかたどり着けない金字塔だ。

 「三振という記録は、諦めている。それよりイニング数、ゲームメーク、クオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以下)を目指してきた中で、投げ続けた結果が三振に結びついたという感覚は、僕の性格とか、僕の体は正解だったなと思います」

 三振を狙ってピッチングすることは、今はないという。「1人のバッターに対して1球で終われば27球で試合が終わる。それが理想」。安定して長い回を投げる力や、毎年の蓄積疲労との向き合い方…。先発投手としての役割を果たすために投げ続けた結果、過去に捨てたはずの奪三振の勲章が近づいている。「核として一つ、毎回試合をつくりたいということができたことの積み重ねだと思う。まだ達成していないので、イニング(を長く投げるという意識)の延長線で達成できれば」と力を込めた。

 意外にも倉敷で登板するのは自身初めて。それでもプロ18年、多くの地方球場で登板してきた。「球場の狭さや、どこのマウンドと似ているかとか。踏み出し足の土の硬さとか。フィーリングで合わせないといけない部分もある」と適応力が必要と説明したが、「そこまで気にはならない」と今までの引き出しを活用して対応する自信も見せた。

 「全然、僕たちは苦しいという感覚はない。声かけ合って頑張りたい」

 チームは前カードの広島戦で負け越した。その中で任されたカード頭の先発。かねて若手、中堅の支えとなりたいと明かすベテラン右腕が、快投で先陣を切る。(松本 航亮)

≪NPBでは過去60人≫
 ○…あと8個に迫る通算1500奪三振は過去60人が達成。このうち阪神在籍中の達成は72年の江夏豊まで過去4人で、他球団在籍を経ての達成は66年の権藤正利(大洋→東映→阪神)だけ。現時点で35歳6カ月の西勇が達成すれば、権藤の32歳2カ月を更新するチーム最年長達成になる。

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