阪神・大山悠輔、復帰初戦で4番弾&再奪首!「勝ったことが一番」上位打線大改造の藤川監督も「すごいね」

[ 2026年5月13日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神10─0ヤクルト ( 2026年5月12日    神宮 )

<ヤ・神(7)>8回、5号ソロを放つ大山(撮影・尾崎 有希)
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 5月4日中日戦で受けた死球の影響で、直近2試合を欠場していた阪神・大山悠輔内野手(31)が、12日のヤクルト戦(神宮)で3試合ぶりに先発出場した。2番・森下、3番・佐藤輝、5番・中野といった上位打線の大改造により、昨年10月2日のシーズン最終戦ヤクルト戦以来の「4番・一塁」でスタメン。初回の中越え適時二塁打、8回の5号ソロと長打2本の躍動で、首位返り咲きに貢献した。

 今季、何度も苦しめられてきた「内角球」を鮮やかに攻略した。いや、大山のスイングを見ていると「豪快にしばき上げた」という表現が的確だろう。8回2死。6番手・拓也が初球に投じた内寄り高めの145キロに対し、体を開きながら振り抜いた。左翼席を黄色く染めた虎党は、白球が打ち上がった瞬間に“陣地”への着弾を確信。24年シーズンまでの定位置だった「4番」で、3試合ぶりのスタメン。仲間への感謝を胸に秘める主砲が燃えるのも、当然だ。

 「それまで試合に出られず迷惑をかけていたので、そういう意味では勝利に貢献できたので良かった。チームが勝ったことが一番。また明日(13日)、しっかり頑張りたい」

 9、10日のDeNA戦は、いつもいるはずの場所に大山がいなかった。一塁の代役を難なく務めた木浪の万能性は揺るぎない。だが、大黒柱の戦列復帰とともに、チームがグッと引き締まることもまた事実だ。この日も、内野手のショートバウンド送球を巧みにすくい上げ、己に飛んだ打球も無難に処理した。9回、最後の打者が打った二ゴロの送球を大事そうにミットに収め、マウンドに広がる歓喜の輪へ飛び込んだ31歳。誰よりも、何よりも勝利を喜ぶ男が、ゲームセットの声でようやく笑みをこぼした。

 藤川監督も「すごいね。あそこまで(打球が)飛んだら大丈夫じゃない?良かったですね」と、死球による状態悪化が癒えた大山にひと安心の様子。2番・森下、3番・佐藤輝、5番・中野と上位打線を大シャッフルした意図を「どんな選手が入っても、チームとして機能する形をつくらないといけない」と説明。まだシーズンも37試合目、全体の4分の1を過ぎたところ。勝負の夏、秋を見据えたチャレンジの一環として、新たな打順で首位攻防に挑んだ格好だ。

 「常に動いているものですよね、とは思いますから。ペナントレースですからね。まだ(打順を)固めなくても、というところ」

 7カードぶりの初戦白星で、首位に返り咲いた。山も谷もある残り106試合。選手の状態や相手によって、虎将はパズルを繰り返す。ピースがどう動こうとも、中心にはどっしりと大山がいる。(八木 勇磨)

≪4打者に本塁打は4年ぶり≫

 ○…阪神が10―0の完勝。2桁得点での零封は23年4月27日巨人戦の15―0以来。零封勝利は2試合連続今季9度目で12球団最多。37試合目はシーズン143試合換算で34度ペースとなり、プロ野球記録の32度(56年西鉄、65年阪神)を上回る。

 ○…同一カード初戦の勝利は4月17日中日戦以来7カードぶり。この間、5敗1分けだった。

 ○…阪神のゲーム4本塁打は4月11日中日戦(バンテリンドーム)の4本以来今季2度目。ただし前回は佐藤輝の2本と森下、大山の3人で記録。4打者に本塁打が出たのは22年5月18日ヤクルト戦(神宮)のマルテ、西純、大山、佐藤輝の4本以来4年ぶり。

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