広島・森下暢仁 「打たれないようにと思って投げたけど…」 5回3失点も“消化不良”の4敗目

[ 2026年5月9日 05:05 ]

セ・リーグ   広島1─4ヤクルト ( 2026年5月8日    マツダスタジアム )

<広・ヤ(6)>4回、森下(左から3人目)のもとに集まるナイン(撮影・岸 良祐)
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 広島・森下暢仁投手(28)が8日、消化不良の4敗目を喫した。ヤクルト戦で5回を8安打3失点(自責2)。投手に適時打を許し、味方が得点した直後に失点する投球内容では、勝ちが遠のくのは致し方ない。打線も拙攻が響き、坂倉将吾捕手(27)の5号ソロによる1点のみ。再び今季ワーストタイの借金7を抱えた。

 本拠地でのヤクルト戦は5連勝中で、通算でも7勝1敗。そんな好相性を示すデータが色あせてしまう投球内容だった。5回を8安打3失点(自責2)で4敗目。試合後、取材に応じる森下のトーンは沈みがちだった。

 「初回から相手に流れを渡してしまったところと、点を取られてはいけない場面でまた取られたところが(良くなかった)…」
 初回にわずか8球で1点を失った。1死からサンタナに左前打を許し、古賀には甘く入った直球を右中間へ運ばれた。先行きが案じられる適時三塁打。同じ失敗を繰り返し、より大きなダメージを負ったのは4回だ。

 「いや、もう打たれないようにと思って投げたけど…」
 安打と味方の失策で招いた2死一、二塁のピンチ。8番の投手・高梨に直球を続け、2球目の外角球を中前へはじき返された。2点目を失う痛恨。思い起こせば3月31日の対戦でも、同じ4回2死一、二塁で投手の小川に適時打を浴びた。「不用意だった」と悔いても後の祭りだった。

 4回に坂倉が5号ソロを放ち、反撃の機運が高まった直後の5回にも、失点を重ねた。先頭・並木の安打から二盗と暴投で1死三塁とされ、再び古賀に甘いカットボールを左前へ。失点後のピンチをしのぎ、試合を壊さなかったのは事実でも、これでは勝てない。

 「前回より、真っすぐは走っているように見えたけどね」。そう切り出した新井監督。“失点の仕方がもったいない、良くない”の問いには「ま、本人も分かっているでしょ」と話すにとどめた。

 並の先発なら5回3失点は合格点でも、大瀬良と並ぶ投手陣で最高年俸の主戦格には当てはまらない。いや、森下自身が“こんな投球ではいけない”と痛感しているはずだ。

 「ランナーを出してリズム良く投げられていないので、もう本当に、リズム良く投げないといけない…」

 先制を許すと、今季は4戦4敗。このまま消化不良が続くのか、それとも本来の輝きを取り戻すのか。屈強なはずの右腕の投球に、チームの浮沈が懸かっている。(江尾 卓也)

 ▼広島・菊地原投手コーチ(森下の投球について)ホームゲームの初回とか、イニングの先頭とか、流れを持ってこられるようにしないと、チームの流れに持っていけない。1イニング1イニング、一人一人に投げていく流れの中で、長いイニングにつなげていってほしい。

≪好相性マツダでのヤクルト戦5年ぶり敗戦≫

 ○…森下(広)が5回3失点で今季4敗目。マツダスタジアムでのヤクルト戦敗戦は21年4月20日以来5年ぶりとなった。この試合まで同球場における同戦は12試合で2完封勝利を含む7勝1敗、5連勝中と好相性を誇っていた。

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