【高校野球】大阪桐蔭サヨナラ4強 劇勝の裏にあった「投手に背番号9」の異例メッセージ

[ 2026年5月6日 13:31 ]

高校野球春季大阪大会準々決勝   大阪桐蔭 2―1 大商大高 ( 2026年5月6日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

<大阪桐蔭・大商大高>サヨナラ打を放ってハイタッチする大阪桐蔭・能戸(右)(撮影・河合 洋介)
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 高校野球の春季大阪大会は6日に準々決勝が行われ、今春選抜優勝の大阪桐蔭は、大商大高からサヨナラ勝利を挙げて2年連続の4強入りを決めた。

 同点の9回1死二塁で、背番号13の能戸夢生愛(むうあ=3年)が中前へサヨナラ打を決めた。

 「前の打席まで打てていなかったので、気持ちを切り替えようと思っていました。ここぞの勝負強さは練習してきた。逆方向に強い打球を意識したことで自分の打撃を取り戻せたのかなと思います」

 息詰まる投手戦だった。先発左腕の小川蒼介(3年)が7者連続を含む17奪三振を数える8回1失点の好投。しかし、打線が援護できずにいた中、2桁背番号の能戸が先発起用に応える劇打を放った。

 先発した小川の背番号は「9」。選抜では「14」を背負っており、投打二刀流ではない。

 投手に異例と言える背番号9を与えた理由について、西谷浩一監督が説明する。

 「選手には何も言っていないのですが…。(正中堅手の)中西がベンチ外になっているのですが、まだ他の野手に1桁を与えたくないと言いますか。能戸が9番でもよかったけど“もう少し頑張らせようかな”と思った。簡単には1桁を渡せない。(適任が)いなかったので投手を9番にしようと思いました」

 奮起を促すために背番号で伝えた無言のメッセージ。9番の最有力候補だった能戸は、2桁背番号で先発出場を続けており、「悔しい思いはあった。“見返そう”ではないですけど、自分の良さを出していこうと思っています」と気を引き締めた。

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