阪神 畠世周の“2年目”が静かに開幕…宇宙人キャラは仮面?釣りを愛する我慢と忍耐の理論家

[ 2026年5月6日 11:00 ]

セ・リーグ   阪神3―7中日 ( 2026年5月5日    バンテリンD )

<中・神(8)> 6回を抑え笑顔の畠 (撮影・亀井 直樹)
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 この日出場選手登録された阪神・畠世周投手(31)が6回に今季初登板を果たし1回零封に抑えた。試合後、取材に向かうと私に“いたんですか”というリアクションをして「(昇格は)ちょっとびっくりしましたけど、ここからまた頑張りますよ」と小さくうなずいて帰りのバスに乗り込んだ。

 24年の現役ドラフトで阪神に入団して今季は移籍2年目。昨季は故障もあって昇格はシーズン終盤も、そこから12試合連続無失点でフィニッシュ。この日も合わせて移籍後は1点も奪われていない。昨年の1年間で持ち前の人当たりの良さと「宇宙人」とも言われるキャラでチームにも一瞬で溶け込んだ。ただ、それはあくまで表情の1つ。“理論家”であることを感じたのは春季キャンプ中のある日だった。

 共通の趣味である釣りの話をすると、もう止まらなくなった。天候の変化や水の濁りなどでルアー(疑似餌)を細かく変更すること、ボトム(底)を意識しての釣り…水中をイメージしながら様々なアプローチでいかに獲物を仕留めるかを熱っぽく語る姿はたかが趣味の世界、されど畠という投手の本質は少し垣間見えた気がした。

 「(投球内容は)まだ始まったばかりなんで何とも言えないかな」。今季も故障で開幕はリハビリ組で迎えた。2年連続の出遅れに相当な悔しさがあったことも知っている。ただ、我慢と忍耐が必要な釣りを愛する男の心は強靱だ。畠の“2年目”が静かに幕を開けた。(遠藤 礼)

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