ドジャース・大谷 復活の60打席ぶり弾 構えもバットも変えて6号&今季初3安打

[ 2026年4月28日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース6ー0カブス ( 2026年4月26日    ロサンゼルス )

<ドジャース・カブス>7回、大谷はソロを放つ(撮影・沢田 明徳)  
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が26日(日本時間27日)、カブス戦で6号ソロを含む今季初の3安打1打点の活躍で、2連勝&3日ぶりの首位返り咲きに貢献した。ド軍移籍後自己ワーストだった連続試合ノーアーチを11、連続打席ノーアーチを59で止める待望の一発。打撃の要となる「構え」を修正し、復調の兆しを見せた。

 一塁ベースを回った際に、仲のいい同学年の鈴木が守っている右翼に向かって、右の手のひらを「バーンッ」と開くポーズを取った。大谷のバットから飛び出た待望の一発に、本拠地の5万2060人の大観衆が揺れた。

 5―0の7回の4打席目。先頭で左横手のミルナーが投じた初球だった。内角低めに食い込む85・7マイル(約138キロ)シンカーに対し、バットが体に巻きつくようなスイングで逆方向の左中間席へ運んだ。移籍後自己ワーストを止める12試合、60打席ぶりの6号ソロ。試合後の地元中継局のインタビューで「昨日あたりからちょっとずつ良くなってるかなとは思う。もう少し我慢しながら改善したい」と息をついた。

 昨季まで10打数1安打と抑え込まれていた先発の今永からは2回に右前打、5回に右翼線二塁打と2安打をマーク。複数安打も長打も7試合ぶりで、3安打は打者出場27試合目で今季初。あと三塁打が出ればサイクル安打という活躍だった。快音が響かなかった期間との違いを問われると「やっぱり構えが一番。それが全ての始まり。そこが整えばもう少しいい打席が送れる」と説明。実際この日は前日までよりやや前傾姿勢で構え、5日から使う先端がくり抜かれた「くり抜きバット」ではなく通常バットを使用。試行錯誤しながら結果につなげた。

 2連勝で23日以来の地区首位を奪回。デーブ・ロバーツ監督も大谷の働きに上機嫌で「数日前に話した時、本人も“構えが少しずれている”と感じていた。それを修正し、球の見極めがとても良くなっている。いい一日になった」と頬を緩めた。投手として次回登板は今季初の中5日で28日(日本時間29日)の本拠マーリンズ戦になることも公表された。

 自己最多55本塁打を記録した昨季の大谷は、4月までに7本ながら5月に自身の月間最多タイ15本を量産し、一気に波に乗った。過去8年の通算では、6月に最多62本塁打をマークしている。スロースタートは例年通り。“我慢しながら”大好きな季節に向かう。(奥田 秀樹通信員)

 ≪メジャー自己ワーストは104打席≫大谷の連続試合&打席ノーアーチのメジャー自己ワーストは、エンゼルス時代の22年9月11日のアストロズ戦の2打席目から23年4月2日のアスレチックス戦の2打席目までの24試合、104打席となっている。同一シーズンでは同じ9月11日の2打席目から同年10月5日のアスレチックス戦の4打席目まで22試合、93打席だった。

 ≪大谷と同郷の日本人6号キャッチ惜し~≫大谷の6号本塁打球を、大谷と同じ岩手県出身の日本人男性が惜しくも捕り損ねた。大谷の“顔だらけTシャツ”を着用して持参したグラブで捕球を試みたが、打球が左中間の「ホームランシート」のテーブル付近に当たって跳ね返り、グラウンドに戻った。男性は打球が当たった箇所を指さし「いやあ、捕り逃しました。グラウンドに跳ね返ってしまいました」と苦笑い。ホームランシートは3連戦で約20万円。同じく岩手出身の友人と観戦に訪れていた。

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