西武・平良 チームの今季初勝利導いた!2年ぶり先発119球で初完投初完封 「未知の領域」志願の続投

[ 2026年3月30日 05:30 ]

パ・リーグ   西武4-0ロッテ ( 2026年3月29日    ZOZOマリン )

<ロ・西>今季初勝利を平良の完封で飾る(撮影・篠原 岳夫)
Photo By スポニチ

 西武・平良は「未知の領域」だった8回2死一、二塁のピンチをしのいだ。プロ人生で最長イニングは「7」。しかし球数も102球と少なく「いけます」と9回の続投を志願した。最後は2死一、二塁で代打・山本を中飛。5安打5奪三振で通算303試合目でのプロ初完投&初完封勝利に「いい調整ができた。まず1勝、チームが勝てたのが大きい」とうなずいた。

 5回までは散発2安打で二塁も踏ませず。6、8、9回と終盤に得点圏に走者を背負っても慌てない。18・44メートル先に頼れる「相棒」がいたからだ。ドラフト1位・小島とのバッテリー。5回4失点だった21日のDeNAとのオープン戦ではサインが合わず、平良は「イメージが共有できなかった」とマウンド上で何度も首を振った。

 「本番」のこの日は試合前に捕手陣と徹底したミーティングを実施。「僕の持ち球、相手のデータを見ながら抑え方のイメージを話せた」。終盤も球速が落ちなかった最速156・9キロの直球に、ジャイロ回転のスライダー、カットボール、チェンジアップなど多彩な変化球を駆使。サインにもほぼ首を振らず、ロッテ打線に狙い球を絞らせなかった。

 「もう少し三振を取れるように調整したい。勝ったのはうれしいけど反省の方が強い」。昨季最多セーブの元守護神。通算62セーブ、111ホールドの右腕の先発白星は、24年4月2日のオリックス戦以来だ。左ふくらはぎの肉離れでWBCを辞退したが「心残りはそんなにない。無理してシーズンに出遅れるのが一番やってはいけないこと」。その言葉通りに準備を整え、先発再転向を快投で飾った。(鈴木 勝巳)

 ≪プロ初マルチでドラ1小島援護≫2度目のスタメンマスクとなったドラフト1位・小島が、平良の完封勝利をアシストした。試合前にミーティングを行い「その通りに進められた。(平良は)いろんなボールがいいので、それをうまく使いながら狙いを絞らせないことを意識した」。打っても2、6回に左前打でプロ初のマルチ安打。白星に貢献し「自分も(スタメン捕手として)初勝利。うれしいです」と喜んだ。

 ≪攻守で桑原!通算100盗塁≫FA加入の桑原が攻守で勝利に貢献した。初回先頭で小島の初球を中前打。直後に史上252人目となる通算100個目の盗塁を決め、先制のホームを踏んだ。積極的な一打に「僕の持ち味だし、今チームに求められていることなので」。守備では8回1死一塁で高部の前方への飛球をダイビングキャッチ。「(平良を)何とか助けてあげたいという気持ちだった」。9回には源田が今季27イニング目でチーム初の適時打。西口監督は「チーム一丸の今季初勝利。ひと安心」と笑顔だった。

「西武」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年3月30日のニュース