広島・佐藤柳が一流選手から学んだマインドとは 侍ジャパンのサポートメンバーとして有意義な時間に

[ 2026年3月5日 12:00 ]

オープン戦<オ・広> 8回、登板する佐藤柳 (撮影・平嶋 理子) 
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 広島の2年目左腕・佐藤柳は、一流選手の意識の高さに触れ、新境地に達していた。オフの自主トレではパドレス・松井と初めて合同自主トレを敢行。サポートメンバーとして2月下旬に同行した侍ジャパンでも、アドバイザーを務めたパドレス・ダルビッシュや日本ハム・伊藤から助言をもらい、たくさんの学びがあった。

 「(松井さんは)考え方、物の捉え方、物の見方、日頃の生活から、何から何まで自分の基準のはるか上だった。衝撃的だった。(侍ジャパンでも)野球に対しての、目標の高さやモチベーションの高さというところですごく勉強になった部分があった」

 松井らと19日間に及ぶ自主トレでまず驚いたと言うのが一流選手との目的意識の違いだった。「トレーナーさんに言われたことに対して、“はい、やります”ではなく、何でこの順番なのか、なぜこういうことに取り組むのかと、一つ一つトレーナーさんの意図を100%理解して、自分の体に100%落とし込もうとしていた」。練習メニュー一つに対しても、意図、目的を完璧に理解した上で取り組む姿勢を目の当たりにし、日常生活からの意識が変わった。

 侍ジャパンでは、ブルペン入りした際に、ダルビッシュから声を掛けられ、変化球の握りについて助言を仰いだ。スライダーの曲がりに納得がいってなかったといい、その場で握りを確認。投球時の意識も含めてアドバイスをもらい、「自分に落とし込んでいきたい」と有意義な時間となった。伊藤には「気持ちの持ちよう」についての教えを授かった。球場によってマウンドが違えば、光景も違う。気持ちのスイッチの切り替えに使用しているのが、球場に設置されているスポンサーなどの広告看板だといい、自身も「切り替える用、平常心でいる用、気合を入れる用」を設定。グラウンド上で一つの形をつくり上げることを今は試している。

 春季キャンプは2軍組だったが、3月に入って1軍に昇格。これまでは先発での起用が続いてきたが、オープン戦では中継ぎに挑戦している。前日4日のオリックス戦では8回から5番手でマウンドに上がり、1回2安打2失点。課題と口する四球から失点を喫し、「四球が一番だめ。こんな投球をしていたら(2軍へ)出戻りになる」と反省の言葉が並んだが、新井監督は「点は取られたけど、去年より真っすぐの強さがある」と評価した。次回も中継ぎで起用される見込み。横一線の競争で立場を確立するべく、佐藤柳は多くの学びを自身に生かしていく。(記者コラム・長谷川 凡記)

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