もう「憧れ」じゃない 侍ジャパンWBC連覇へ メジャーリーガーと対等な目線で

[ 2026年2月25日 07:30 ]

23年WBCで優勝しトロフィーを掲げる大谷(中央)ら侍ジャパン
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 3月のWBCに出場する侍ジャパンが、24日に宮崎事前合宿を打ち上げた。

 09年の第2回大会を取材した。当時は日本で1次ラウンド3試合を戦った後、すぐに米国に渡って2次ラウンドが行われた。決勝まで約2週間、慣れない異国で駆け回ったことを思い出す。

 準決勝の相手は米国だった。先発はアストロズのロイ・オズワルト。決戦を控え、当時はカブスに所属していた福留孝介に話を聞いた。09年は同じナ・リーグ中地区で、対戦経験があったからだ。

 直球は日本の投手と同じ、奇麗な縦回転なこと。速いテンポに立ち遅れないこと。内角をどんどん突いてくること。特徴を挙げた上で「(日本は)対戦はしやすいんじゃないですか」と言った。

 結果はその言葉通りになった。4回に打線がつながり、オズワルトは3回2/3を6安打6失点(自責点4)で降板。敗戦投手になった。日本は逆転勝ちの勢いのまま、翌日に韓国との決勝を制し、大会連覇を成し遂げた。

 第2回大会では日本代表のメジャーリーガーは松坂大輔、城島健司、イチロー、岩村明憲、福留の5人だった。時は流れ、今年の第6回大会には過去最多のメジャー戦士が日の丸を背負う。近年は、海を渡る選手が後を絶たない。メジャーは日本選手にとって、身近な存在になった。情報、データも17年前とは比べものにならないくらい、進化した。

 前回大会の米国との決勝前、「憧れるのをやめましょう」とナインに語りかけたのが大谷だった。今大会も米国と対戦するのは決勝と決まっている。バリバリのメジャーリーガーを見上げることなく、対等な目線で。あの時以来の連覇に向け、侍ジャパンがどんな戦いを見せてくれるか。(記者コラム・川島 毅洋)

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