日本ハム・宮西、新球で最年長ホールド王狙う「今の時代、フォークやな」

[ 2026年1月15日 06:00 ]

ブルペンで立ち投げを行った日本ハム・宮西
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 プロ19年目を迎える日本ハムの宮西尚生投手(40)が14日、兵庫県西宮市の母校・関学大で堀瑞輝投手(27)との合同自主トレを公開した。立ち投げで行ったブルペン投球では、今季のために習得中のフォークも試投。アマ時代から一度も投げてこなかった新球を完全マスターし、15年の阪神・福原忍(39歳シーズン)を超える41歳での“最年長ホールド王”のタイトル獲得を誓った。

 一日でも、一年でも長く――。プロ19年目に懸ける、宮西の並々ならぬ覚悟が表れていた。関学大で行われた自主トレでブルペン入り。立ち投げで直球、スライダー、チェンジアップ――、次々と持ち球を投げ込むと、ベテラン左腕から急に聞き覚えのない球種が発せられた。

 「フォーク!」

 かつては直球とスライダーの2球種にこだわり、3度の最優秀中継ぎのタイトルを獲得。チェンジアップは2年前に習得したばかりだ。アマチュア時代から肘に負担がかかるフォークは投げてこなかったが、「もう(3度左肘手術を経験し)肘が限界突破しているわけやから」と、故障も覚悟の上で新球の習得に動いていた。

 22年に入団から続いた50試合登板が14年連続で止まり、21年を最後に1軍完走から遠ざかる。昨季終盤も出場選手登録から抹消。チームを支えるために1軍に同行する中で、「後輩らとフォーク談議になって。やっぱ今の時代、フォークやなって。(伊藤)大海に握り方を教えてもらってから」と、新たな挑戦だった。

 オフの練習にも変化を加えた。これまではとにかく走って下半身をいじめ抜いてきたが、年齢を重ねる上で回復力の低下を感じており「同じようなトレーニングではダメ」。ランニングの量を落とした分、心肺機能を高めるヒートトレーニングを導入。ひねりなど全身運動を加えることで、関節周りの柔軟性も養ってきた。

 「ここ2年はパフォーマンスが落ちて結果が出なくなったという感覚ではない。なんでこんなに体が動いてくれないの、と思う感じで打たれている」。昨年末には通販サイトで足裏マッサージ器などケア用品を買いあさったという。宮西は「今まで興味なかったけど、大量買いしたよね」と、それだけ投げ続けたい思いは強い。

 「30歳を超えてくると体の変化の壁にぶつかる。その年代のやつらが“宮さんがあれだけできているなら、俺もできる”と思ってくれればいいだけやから。そのために必死こいてやりたい」。後輩たちへ背中を見せ続けた先に、“最年長ホールド王”のタイトルが待っている。(清藤 駿太)

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