【筑後鷹】ソフトバンク・相原雄太 新兵器のシュートで2年目の飛躍へ「コースに投げられたら長打はない」

[ 2026年1月6日 06:00 ]

練習試合で登板した相原(撮影・昼間 里紗)
Photo By スポニチ

 ソフトバンク・相原雄太投手(23)は新球のシュートを手に入れ、2年目の飛躍を目指している。「調子が良ければ真っすぐより強い。曲がり幅が大きい」と自信を持つシュートと独特な回転軸の直球との対比で、打者を惑わしていく。また、大学の先輩である大関に紹介された本を読み、思考力が向上。フォームを修正するきっかけにもなっている。

 相原は1メートル91の長身から投げ下ろすフォークに自信を持っていた。だが、昨年6月に突然、落ちなくなった。原因は不明。試行錯誤していた際、開いていた指幅を狭めたシュートにたどり着いた。

 「工夫したら使えそう」。昨季終盤から投げており、最初はコントロールに苦戦して死球を当ててしまうこともあった。「どこを狙ったらどう曲がってどこにいくのか」。トライアンドエラーを積み重ね、少しずつ自分のものになってきた。

 直球は回転軸が特殊で「少しジャイロっぽい」と説明する。シュートは「曲がり幅が大きく、調子が良ければ真っすぐより強い。コースに投げられたら長打はない」と手応えをつかんだ。それぞれ特徴ある直球とシュートは「いい対比になる」と期待がふくらむ。

 ストライクが入らず悩んでいた5月末、一冊の本に出合った。スポーツ心理学者・布施努氏の「自分の最高を引き出す考え方」。仙台大の先輩であるチームメートの大関から紹介された。考えすぎる性格だが、繰り返し読むことで「いらない思考が減り、悩む時間が減った」。読了後にフォーム修正を決意し、技術も向上。少しずつ結果につながっている。12月中旬にも布施氏が開催した「考え方を育てるセッション」に大関や松本晴らと参加するなど、思考力の向上は継続している。

 来季の目標に「2軍戦の10試合以上登板と、防御率1点台」を掲げている。ルーキーイヤーはウエスタン・リーグでの登板はなかったものの、3、4軍の非公式戦ではチーム最多34試合でマウンドに上がった。「チャンスをいっぱいもらっている。成長をアピールしたい」と前向きだ。

 また1月の自主トレは「周りと同じことをやっても仕方ない。競争の世界だから」と1人で行う。変化への意欲と自分への厳しさを持ち合わせる相原は、2年目の今季チャンスをつかんでいく。 (昼間 里紗)

 ◇相原 雄太(あいはら・ゆうた)2002年(平14)6月16日生まれ、埼玉県出身の23歳。伊奈学園総合では甲子園出場なし。仙台大に進学し24年育成ドラフト8位でソフトバンクに入団。中高6年間で身長が30センチ伸びた。1メートル91、96キロ。右投げ右打ち。背番号138。

この記事のフォト

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年1月6日のニュース