広島・床田寛樹 年俸1億8500万円で更改 “打撃ラストシーズン”異例の目標「65打席は立ちたい」

[ 2025年12月5日 05:45 ]

広島・床田寛樹
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 広島・床田寛樹投手(30)が4日、広島市南区の球団事務所で交渉し、3500万円増の年俸1億8500万円で契約を更改した(金額は推定)。3年連続の2桁勝利を逃しても、先発の軸として自己最多の171回1/3を投げ、チームトップの9勝を挙げた今季。得意の打撃ではプロ1号も放った。10年目の来季に向けては、本業での「貯金5、180イニング」の他に「65打席は立ちたい」と異例の目標を掲げた。

 5年連続の増額でも、床田の表情はどこかさえなかった。先発26試合でチームトップの9勝(12敗)を挙げ、防御率3・15。3500万円増の提示に「良い評価をしてもらえた」としながらも、中心選手としての自覚から反省が口を突いた。

 「今年も勝負どころで勝てず、悔しいシーズンだった。イニング数も去年とあまり変わっていない。完投や完封は増えたけど、それ以外は早く降板する試合が多かった」

 約20分間交渉し、年俸1億8500万円でサイン。リーグトップの6完投、同トップタイの3完封を飾り、投球回数171回1/3は自己最多だった。ただ、9月は2年連続で白星なし。昨季は完投、完封ゼロで167回を投げており、満足感を得るには程遠かった。

 「プロに入る時、10年(現役)で、(年俸)1億円を超える、(国内)FA権を取る、という3つの目標を立てた。順調にいけば来年達成できるので、通過点にしたい。貯金すればするほど、チームの順位は良くなると思うので貯金5。180イニングも十分いける数字だと思う」

 10年目となる来季の目標。達成に向けて、(1)直球の威力アップ(2)ツーシーム、カットボールへの依存を減らし、ナックルカーブ、チェンジアップ、スライダーの握りを変えて割合を増やす…などのプランを挙げた。勝負どころの投球改善には、別のアプローチを探る方針だ。

 「投球割合が偏ってしまうので。あまり投げていない球種をメインにまで持っていけば打者も戸惑うと思う」

 こだわりのある打撃にも言及した。シーズン57打席、14安打は自己最多で、打者顔負けの打率・259をマーク。「キャリアハイなのでうれしかった」。印象に残った出来事には、9月9日の巨人戦で放った待望のプロ1号本塁打を挙げた。

 「あと1年なので、来年までは打撃の話をさせてほしい。65打席は立ちたい。いいところで打ちたい。悔いなく振って終わりたい」

 2027年のシーズンからセ・リーグも指名打者(DH)制が導入される。だからこそ目標に掲げる65打席。“二刀流”で臨む最終年、床田が投げて打って勝利に貢献する。(江尾 卓也)

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