阪神・西勇輝 現状維持3億円で契約更改 4年契約最終年に向け意気込み、故障離脱も「いい経験だった」

[ 2025年12月1日 11:57 ]

<阪神 契約更改> 契約更改を終え、取材に応じる西勇 (撮影・平嶋 理子)
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 阪神・西勇輝投手(35)が1日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸から現状維持の3億円(金額は推定)でサインした。23年から4年契約を結んでおり、来季が最終年になる右腕。巻き返しに向け、強い決意を口にした。

 実力を出し切ることなくシーズンを終えた。4月12日の中日戦(甲子園)で登板も「右膝内側側副じん帯の変性」のため、翌13日に出場選手登録を抹消。6月5日にウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦(SGL)で約2カ月ぶりに実戦復帰したが、1軍昇格は果たせなかった。プロ3年目、オリックス時代の11年から先発ローテに定着し、着実にイニングを重ねてきた右腕にとって、10年以来15年ぶりに未勝利に終わったシーズンとなった。

 不本意なシーズンに終わった。しかし「いや、悔しいっていうのはあんまりないですね」と言う。すでに今季は終わった。視線はすでに来季を見据えている。「いい経験だったなっていうのもあります。体が丈夫で、100勝以上もできて、2000イニングも放れてっていう、トータルで見ると18歳から35までよくやってきたんじゃないかな。そういう悲観をせずに、来シーズンこの自主トレ期間を良いものにしてキャンプに向かえばいいんじゃないかなって」。通算124勝、投球回は2069を数える。経験をさらなる上積みに替える術は持っている。

 “ケガの功名”もあった。普段から若手にアドバイスを送るなど、自身の経験や技術を伝えてきた右腕。故障をしたことにより「アドバイスの仕方が変わった」と言う。「技術っていう部分を自信に変えたらメンタルに繋がるっていうことが分かったので。今まではメンタルがあれば技術がついてくると思っていたものが、違う指導だった。違う指導だったなっていうのが、後輩たちに伝えているところを変えていった部分ですね」と自らの引き出しも増えた。だからこそ「ケガして今後の人生にとってすごく良かった」と離脱の期間を前向きに捉えられた。

 23年は8勝をマーク。古巣・オリックスとの日本シリーズでも2試合に登板し、チームの38年ぶり2度目の日本一に貢献した。しかし、今季はチームの優勝に貢献することができなかった。「今年1年がこういう経験になった1年だったので、来シーズンはチームが連覇に向けてきてますし、その中で少しでもチームに貢献できるようにやっていけて、で、最後にみんなで喜びを分かち合えるようにできたらいいなと思います」。実績、経験とも豊富な頼れるベテランが覚悟を胸に、18年目のシーズンへと向かう。

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