ドジャース大谷 WBCでの起用法「まだ分からない」も「投げたパターンと投げないパターン」何通りか用意

[ 2025年11月27日 01:30 ]

オンライン取材に応じるドジャース・大谷翔平
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が25日(日本時間26日)、報道各社のオンライン合同インタビューに応じた。ワールドシリーズ連覇を果たしたメジャー8年目を振り返り、来年3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する意思を明らかにした経緯や思い、負担のかかる投打二刀流出場に対する自身の考えなどを語った。

 既に自分なりの構想を描き始めている。グレーのシャツジャケットに身を包んだ大谷がオンライン会見に登場。前日にWBCへの出場意思を公表し、注目の二刀流出場の可能性について口を開いた。

 「起用法についてはまだ分からない」とした上で「投げたパターンと投げないパターンで、何通りかプランは持っておくべきだと思う」と説明した。

 今季は打者出場を続けながら、マイナー登板なしでメジャーで投手復帰する異例のリハビリプログラムをやり遂げた。来季の照準は二刀流を一年間完遂すること。大谷の言う“投げないパターン”は、大会中はDHに専念し、練習で「ライブBP(実戦形式の打撃練習)」登板などを複数回こなしてメジャー開幕に臨むプランとみられる。“投げたパターン”では何かしら制限がかかる可能性はあるが、WBCで二刀流プレーし、投打で世界一を目指す。いずれにせよ2年連続で異例の試みとなるが「ドジャースと話しながら開幕に向けてどう入っていけばいいか、そのプランに沿って選んでいけばいい」と力を込めた。

 参加の決断に迷いなどなかった。日本ハム時代の17年の大会直前に右足首痛で参加を断念したことを振り返り「前回初めて出場したけど、それまでいろいろなタイミングで出場できなくて。(出場)したいなって気持ちと裏腹にできてはいなかった」。前回大会は投打でけん引し、決勝・米国戦で抑えも務めるなど優勝に貢献しMVPに輝いた。06、09年以来、2度目の連覇へ「前回以上に来年のWBCも素晴らしくなるのではないか。選ばれること自体光栄なことなので楽しみにしたい」と笑みを浮かべた。

 侍ジャパンは3月6日から東京ドームで1次ラウンドを戦う。合流時期については「現時点では詳しく決まっていない」と語ったが、2月末に中日との壮行試合を行う名古屋で合流し、3月2、3日の強化試合から出場する可能性がある。3年ぶりの侍ジャパン。阪神・佐藤輝らNPBの日本選手の印象を問われると「あまり中継とか映像を見ないようにしている。全く誰が活躍しているとか正直分からない。今活躍しているのがどんなレベルの選手なのか、自分の想像とどう違うのか楽しみ」と声を弾ませた。世界一を懸けた国別対抗戦に大谷の胸が弾まないわけがない。表情は最後まで晴れやかだった。(柳原 直之)

 【大谷と一問一答】

 ――WBCという大会への思い。
 「前回初めて出場して、やっぱり素晴らしい大会だった。米国だけじゃなくて各国、素晴らしい選手が多い。その中で日本を代表していろんな選手とやれるのは、また違う経験。ワールドシリーズとはまた別に大きい大会の一つとして、今後も重要になると思う」

 ――若い選手に助言をするとしたら。
 「僕もいろいろケガをしてしまったけど、健康でプレーするのが一番。かといって、安全に安全にと言っていたら伸びるものも伸びなかったりする。どれぐらいギリギリを攻められるかというのが大事なのかなと思う」

 ――自身が感じる投手としての伸びしろ。
 「今年はリハビリが終わったイメージ。手術前の感覚に近いかと言われたら、まだじゃないかと思う。まずはそれ以上のパフォーマンスが出せる準備を、キャンプの時からやっていければいい」

 ――選手としてのピークはいつ来るか?
 「トレーニングの反応も、体的にも今がピークあたりかなと思っている。このオフの過ごし方でどこまで持っていけるか変わる」

 ――批判的な声が聞こえた際の心構えは?
 「メディアの人にマイナスなことを言われてもあまり気にならないというか、自分が理解していればいいと思う。深いところで何が必要なのか、足りていないのかを自分で理解できていればいいというのが根底にある」

 ――娘と初めて過ごすオフについて。
 「感謝祭も毎年ある程度やっているし、今年は娘がいるので、普段と違いますけど毎年楽しみというかそれなりに過ごしています」

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