広島ドラ2斉藤汰直 開幕ローテ&2桁勝利目標「勝負の世界。1年目だろうが関係ない」

[ 2025年11月13日 05:45 ]

広島と仮契約を結んだドラフト2位の亜大・斉藤(撮影・村上 大輔)
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 広島からドラフト2位指名された亜大・斉藤汰直投手(21)が12日、都内ホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ。最速152キロの直球と落差の大きいフォークで打者を牛耳る即戦力右腕。目標には「開幕ローテーション」を挙げ、「2桁勝利に向けて頑張りたい」と言葉に力をこめた。

 午前中に亜大で松本有史、尾形佳紀両スカウトからの指名あいさつを終え、午後から都内ホテルに場所を移して行われた入団交渉。契約金7000万円、年俸1200万円で晴れて仮契約を結んだ斉藤は、引き締まった表情で決意を口にした。

 「1年目から活躍できるように、練習や気持ちの面ですでに準備はしています。広島カープの一員になれたので、ここから頑張っていきたいと思います」

 最速152キロの直球と落差の大きいフォーク、さらに“亜大ツーシーム”、カットボール、カーブを操る即戦力右腕。大学4年春が転機だった。3年春に4勝を挙げても「納得できる球じゃない」と一念発起。より高みを目指してフォームを見直し、練習に励んだ。

 「イチからスタートし、4年春に少しずつ結果が出始めた。まずは先輩に指導を仰ぎ、そこから自分で考えられるようになった」

 投手としての才能、潜在能力はもちろん、考える力がキラリと光る。担当の松本スカウトは「大瀬良の若い時のイメージ。先発完投型でスタミナがある。いまの投手陣に入っても、負けていないと思う」と太鼓判。右腕は目標に開幕ローテーション入りを挙げた。

 「先発でやっていきたいので、まずはそこかなと。簡単ではないですが、勝負の世界。1年目だろうが関係ないと思うので、有言実行したいと思います」

 指名を受けて以降、「それしか見ていない」とカープの情報収集にいそしむ。東都大学リーグではスタミナに定評があっても、「基準はトップレベルに合わせないといけない」とし、新井監督から明言されている来春キャンプ1軍スタートに備えて、体力、技術面の強化にも取り組む。

 「1年目から2桁勝ってほしいと(松本スカウトから)何度も言われた。そうなれば相当な戦力になっていると思うので、そこに向けて頑張りたい」

 実現すれば、見えてくる新人王。巨人に3位指名された亜大の同僚・山城、中日1位の青学大・中西ら「投げ合って楽しい」屈強なライバルにセ界で投げ勝ち、いずれは広島のエースへ。クレバーな右腕の挑戦が始まる。 (江尾 卓也)

 ◇斉藤 汰直(さいとう・たいち)2003年(平15)12月7日生まれ、兵庫県宝塚市出身の21歳。小1時に野球を始め、武庫荘総合では甲子園出場なし。亜大では1年春からベンチ入りし、2年秋にリーグ戦初勝利。今夏の日米大学野球では2試合で計5回を投げ、3安打2失点9奪三振の好投を見せた。上から投げ下ろす最速152キロの直球と、落差の大きなフォークを組み合わせた投球術が魅力。1メートル83、90キロ、右投げ右打ち。

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