名門帝京が甲子園に帰ってくる!選抜当確に名将前田三夫前監督が祝福&甲子園への助言「憧れは捨てろ」

[ 2025年11月9日 14:11 ]

秋季高校野球東京都大会決勝   帝京8―4関東第一 ( 2025年11月9日    神宮 )

<帝京・関東第一>優勝し歓喜の帝京ナイン(撮影・藤山 由理)
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 来春選抜の重要な選考資料となる秋季高校野球の東京都大会決勝が9日に神宮球場で行われ、帝京が8―4で関東第一を下し、16年ぶり15度目の選抜出場を当確とした。

 名将・前田三夫監督下、春1度、夏2度の甲子園優勝を果たした東京屈指の名門として知られているが、11年夏を最後に甲子園から遠のいていた。甲子園通算51勝を挙げた前田監督は21年夏に勇退。11年からコーチを務めていた金田優哉監督が名将の意思を継いだ。

 近年は上位進出を果たすも、あと一歩甲子園に届かなかったが、この日は違った。0―0で迎えた3回に一挙8得点と打線が爆発。5番・目代が押し出し死球を選び、先制に成功すると、続く6番・木村の三塁内野安打などチャンスで打線が機能し、ビッグイニングをつくった。関東第一は4回、5回、7回に1点ずつ奪うなど粘り強く反撃したが及ばなかった。

 ネット裏で歓喜の瞬間を見届けた前田三夫前監督は「本当によくやりました。こんなにうれしいことはない。常に上位には行っていたので、いつかチャンスはあると思っていた。打者は振り抜いて攻撃してくれましたね。毎年チームは出来上がっていましたから、そういう点では心配はありませんでした」と喜びをかみしめていた。

 前田前監督の一問一答は以下の通り。

 ――最後の甲子園となった11年夏は花巻東時代の大谷選手とも対戦。
 「まあ、大谷くんはやっぱり打球が見えなかった。そういう思い出もありますよね」

――名将の後の金田監督は大変。
 「いえいえ、そんなことはないんですけど、ただもう一生懸命若いスタッフでやっていますから。もう心配することなんてないんです。だから金田監督からよく電話はあったんですけれど、とにかく自分の好きなようにやればいいとしか僕は言わなかったですね。もう任せた以上、僕もグラウンドにそんなに行かなかったですね」

――あえて距離を取ってきた。
 「まあ、私も若い頃はこの帝京ですからね、やっぱりいろんな人が来て(助言を与えて)生徒が迷うんですよ。野球っていうのは色々な方法ありますから。それは良くないと。私の若い時の経験から監督の指示に従ってチームが一つになることが一番の大事なんです」

――甲子園で大事なこと。
 「これは相手がいることですから。大谷選手の言葉じゃないけど、あえて言うのであれば、“憧れるのはやめろ”。“憧れは捨てていけ”と。今まで通りの野球をやればいいんです。今まで通りやれば、力が発揮できますから」

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