ソフトバンク 上沢直之「どれかを獲ってみたい」180イニング超え目標に初タイトル獲得も目指す

[ 2025年11月9日 06:00 ]

みずほペイペイドームを訪れたソフトバンクの上沢(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク上沢直之投手(31)が8日、みずほペイペイドームで自主トレを行い、来季の180イニング超えと、その先にある初タイトル奪取を目標に掲げた。日本球界復帰1年目の今季は23試合に先発し12勝6敗、防御率2・74。特に2軍再調整後の夏場以降は安定感抜群の投球でチームのリーグ優勝、日本一に貢献した。向上心の塊でもある右腕はまだまだ進化を目指していく。

 来季はさらなる“自分超え”を果たす。自己最多タイの12勝を挙げ自身初となるチームの日本一に貢献した上沢が静かに闘志を燃やした。

 過去の自己最長の投球回は2023年の170イニング。「180イニングを投げられたら」と狙いを定めた。今季の180イニング超えは両リーグを通じて日本ハム・伊藤のみ。球界全体で分業化が顕著となっているが、そこに甘んじるつもりはない。時代にあらがっていく。

 「そこ(分業化による現在の先発投手のイニング減)の流れに乗りすぎないようにしたいですね。シーズンは長い。(救援陣の)負担はなるべく減らして、いい状態で上がってもらえるようにと思っています」

 ソフトバンクは藤井、松本裕、杉山の“樹木方程式”が1年通してフル回転したが、実際に相互のプラス作用として7イニング前後を安定して投げた先発投手陣の存在も大きかった。加えてチームトップの175回を投げた有原の去就が不透明な状況でもある。

 今季の上沢は12勝6敗、防御率2・74。日本球界復帰1年目で7月に2軍調整もありイニング数は144回2/3だったが、再昇格した8月以降の登板では快投を続けた。10月3日のシーズン最終戦の2イニングを除き、8試合の登板で55イニングを投げ6勝0敗、防御率1・80。平均投球回は6・9イニングだった。来季はシーズンを通して頼もしくフル回転するつもりだ。

 その先のターゲットとして初タイトルにも意欲を燃やしている。「どれでもいいので一個獲りたいなと思っています。どれかを獲ることができればチームに貢献できている。獲ってみたいと思っています」。プロ14年目、通算82勝を挙げる右腕だが、不思議とタイトルとは無縁だった。理想とするのは2年連続でチームメートのモイネロが君臨する最優秀防御率への挑戦だ。失点を減らし、各タイトル争いに参戦する。

 研究熱心で向上心が高く来季へは球速アップも掲げるなど進化への余念がない上沢。さらに頼もしい姿でチームをV3へ導く。 (木下 大一)

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