ソフトバンク 松本裕樹「どこでも投げます」フル稼働を誓う 侍ジャパン初選出

[ 2025年11月4日 06:00 ]

ソフトバンクの松本裕樹
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 次は世界一の景色が見たい。ソフトバンク松本裕樹投手(29)が3日、初選出された侍ジャパンの活動に向け、みずほペイペイドームで再始動。日本シリーズで胴上げ投手になった右腕は来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での代表入りへ強い意欲を示した。6日から始まる代表合宿、15、16日の韓国との強化試合で、今季のパ・リーグ最優秀中継ぎに輝いた能力をアピールする。

 日本一の次は世界一――。松本裕には新たな目標ができた。あす5日からの代表合流を前に、この日から再始動。日本シリーズでの激闘後の3日の休養を経て、みずほペイペイドームでネットスローなど軽めの調整を行った“初侍”は強い意欲を口にした。

 「来年の本戦に選ばれるように。やれることはやっていきたいです。来年選ばれるように。そのつもりで入ります」

 5年ぶりの日本一で胴上げ投手となった剛腕は、来年3月に開催されるWBCまで井端ジャパンに定着する気概を示した。阪神との日本シリーズでは4試合に登板。10月30日の第5戦では延長11回を無失点に抑えてセーブを挙げた。「まさか自分がその立場になるとは」と振り返ったが、今季初の3日連続登板で1点リードを守った。次は舞台を日本代表へと移す。「まだ(疲労は)完全に抜けきっていないけれどやれる。大丈夫」とアピールの場となる韓国との強化試合へ向かう。

 レギュラーシーズンでは51試合登板し、自身初めてのタイトルとなる最優秀中継ぎを獲得。藤井、杉山と勝ちパターンの継投を担って、主に8回を任されてきた。そして、プロ11年目で初の日本代表入り。今回のメンバーには、セ・パ両リーグのセーブ王、中日・松山、西武・平良も名を連ねている。「トップレベルが集まるので吸収したい」。積極的に交流を図り、マウンドでは万能ぶりを見せる。「もちろんどこでも投げます。しっかり準備して登板に備えます」とフル稼働する構えだ。

 初の代表戦へ向けて準備も整えた。「シーズン中に機会があってキャッチボールなどで投げていた。質感は違うかな」。国際試合での使用球とNPB公式球との違いを確認した。

 見据える先は来年のWBC本戦だ。「負けられない試合で厳しい采配もあるのが短期決戦。やるからには、ちゃんと整えてやっていきたい」。日本一達成のマウンドで輝いた男は、世界一の景色も見たがっていた。 (井上 満夫)

 ○…ソフトバンクからは野村も日本代表に初選出された。プロ4年目の今季は自己最多の12本塁打を放つなど才能が開花。阪神との日本シリーズでは日本一を決めた第5戦で決勝アーチを放った。選出された際には「びっくりした。トップ選手が集まるので、いろいろ吸収したい」と話していた。一昨年の第5回WBCで優勝メンバーとなった牧原大はコンディション不良のため出場を辞退した。

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