オリックス・寺西成騎が歩む金子千尋への道 山岡、宮城の「13」番の後継者の今後に注目

[ 2025年11月3日 18:00 ]

オリックス・寺西成騎
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 オリックスの近い将来を支えるであろう右腕が、24年ドラフト2位・寺西成騎投手(22)だ。ルーキーイヤーは7月31日西武戦で2勝目を挙げ、「1年目は2勝。1勝って言ったらできない気がするので」と入寮時に掲げた目標に到達。シーズン最終盤には中継ぎとして昇格し、最速155キロの直球を主体に3試合で無失点と存在感を放った。

 成長の裏には、新球種の存在があった。プロ3度目の先発だった7月13日の日本ハム戦の2日前、厚沢投手コーチはカットボール主体の投球から「バランスを分散させたい」思いで、シンカーの投げ方を伝授。わずか3分間のレクチャーで右腕はマスターし、同戦から早速実践してみせた。

 「(握りが)投げやすいんですよ。右打者のインコースでファウルを取れるようになった」。今ではメイン球種の一つにまでなったボールへの習得の早さが、器用さと野球センスの高さを物語る。

 140キロ前後のカットボール、フォークに高速シンカーが加わり、120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブとまさしく変幻自在。同投手コーチは夏場のある日に「彼は3年後、金子千尋(現日本ハム2軍投手コーチ)みたいになっているかも。球種多すぎて。それぐらい、感覚は優れている」と、かつてオリックスで沢村賞にも輝いた大エースを引き合いに、潜在能力の高さを評価していた。

 山岡、宮城が付けた背番号13を背負う逸材。オフシーズンの鍛錬を経てどのような成長曲線を描くか、注目して追い続けていきたい。(記者コラム・阪井 日向)

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