阪神・才木浩人 ポスティングでのメジャー挑戦直訴 MLB情勢を考慮し今オフにこだわり熱意伝える

[ 2025年10月31日 01:15 ]

SMBC日本シリーズ2025 第5戦   阪神2―3ソフトバンク ( 2025年10月30日    甲子園 )

阪神・才木
Photo By スポニチ

 「SMBC日本シリーズ2025」は30日に第5戦(甲子園)が行われ、阪神ソフトバンクに2―3で敗れて4連敗で対戦成績は1勝4敗となり、2023年以来、2年ぶりの日本一を逃した。28日の第3戦に先発した才木浩人投手(26)が今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指すことが、分かった。すでに団野村氏(68)が代表取締役を務める事務所の代理人と契約。球団は容認については慎重な姿勢を崩さず険しい道のりではあるが、熱意を訴えていく。

 常に上だけを見てきた才木にとって、メジャーのマウンドは避けては通れない場所なのだろう。昨年12月の契約更改の場で明かした将来的なメジャー挑戦の意向。明確に意識し始めたのは3年前だ。

 「入団した時からいつか挑戦してみたいなという気持ちはありました。その思いが強くなったのが手術明けで復帰してからです」

 20年に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、22年に復帰を果たした。故障で長らく離れていたマウンドへ戻り、阪神の中心選手として活躍していく決意とともに“その先”も見据えるようになった。メジャーは、高卒だった入団時から胸に抱いてきた大きな夢と野望。1軍で登板を重ねるごとに自身のキャリアプランの中にはっきり描けるようになってきた。

 日本の野球と米国の野球は全く違うという認識で「違う環境でもっと成長、進化できるかもしれない」と根底にあるのは混じり気のない向上心。「常にNo・1を目指している」という男らしい頂点への渇望がずっとある。今年3月にはプレシーズンゲームでドジャース戦に先発登板。大谷を無安打に抑えるなど5回1安打7奪三振無失点の快投を披露し大きな経験も得た。

 今季は村上とWエースを形成してフル回転し2年ぶりのリーグ優勝に貢献。12勝6敗、防御率1・55で初の個人タイトル「最優秀防御率」も手にし、投手陣に欠かせぬ存在になった。一方で、夢の舞台への思いも膨らんでおり、シーズンが終わった今、ポスティングでのメジャー挑戦を目指す決意を固めた。

 「20代後半、28、29歳で(メジャーに)行けたらベスト」と話していた右腕が26歳で迎える今オフにこだわる理由がある。MLBと選手会の労使協定が26年12月1日に満了を迎え、状況次第ではロックアウトになる可能性がある。その場合、来オフの移籍市場がストップし交渉期限のあるポスティングは不利になる可能性がある。

 才木は団野村氏が代表取締役を務める「Athlete Solution」と契約し代理人を通じてシーズン中から交渉。ただ、球団は基本的にはポスティングを認めておらず22年オフの藤浪、24年オフの青柳は総合的に判断した“特例”という認識。海を渡るハードルは低くない。

 今後は球団が容認するかが大きな焦点。決して簡単ではない道だが、メジャーへの思いを貫いて夢への扉を開ける。

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年10月31日のニュース