佐々木麟太郎 進路決断は来年7月以降 選択肢は「NPB」「MLB」「大学残留」「他大学へ編入」

[ 2025年10月28日 05:30 ]

スタンフォード大・佐々木麟太郎
Photo By スポニチ

 ソフトバンクからドラフト1位指名された米スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(20)のマネジメント会社が27日に都内で報道陣に対応し、進路決断が来年7月のMLBドラフト会議後になる見通しを示した。本人が指名に感謝の気持ちを持っていることや今後の選択肢が「ソフトバンク入り」「大リーグ球団入り」「大学残留」「他大学への編入」の4つあることなどを説明した。

 9月初旬に米国に戻っていた佐々木は23日のドラフト会議の様子を現地深夜の時間帯でもネット中継で見ていたという。マネジメントを務める「株式会社ナイスガイ・パートナーズ」の木下博之代表取締役(49)は、ソフトバンクとDeNAからサプライズ指名を受けた心境を本人の言葉として報道陣に公表した。

 「指名してくださった2球団に感謝している。これまで見に来てくださった球団にも凄く感謝している。高い評価を頂いていたので励みになっています」

 現在は来年2月から始まるリーグ戦に向けて野球の練習と勉学の両立に励んでいる。交渉権を得たソフトバンクとの交渉は来年7月のMLBドラフト会議後になる見込みで、「失礼はできない。全く話を聞かないことはない。ちゃんと膝をつき合わせて話す機会があるかもしれない」と交渉の席には着く姿勢を示した。

 現時点で選択肢として「ソフトバンク入り」「大リーグ球団入り」「大学残留」「他大学への編入」の4つを挙げ、「いろんな可能性がある」と強調。大リーグ挑戦についても「夢としてあるが、それが第一の選択肢になるかは全く分からない。MLBに行くから米国の大学を選んだわけではない。本人が長期的なことを考えて選択する」とMLB球団からのドラフト指名=MLB球団入りとは限らないことを補足した。

 ソフトバンクは近日中に城島健司チーフ・ベースボール・オフィサーが岩手を訪れて父である花巻東・佐々木洋監督にあいさつを予定。11月には担当者が本人への指名あいさつのため米国へ出向く方向で調整を進めている。進路決断は早くてもMLBドラフト会議後の見通し。「両親思いなので意見は加味すると思うが、最終的には成人した一人として自分で判断すると思う」と代弁した。(小林 伊織)

 【木下氏に聞く】――ソフトバンクとの交渉はMLBドラフト会議が終わってからか?
 「そうなると思う。ちょっと先の話。いろんな状況を見ながらだと思う」

 ――指名された時に佐々木に戸惑いはあったか?
 「事前に報告はなかったので、特にDeNAさんがいきなり指名したときは驚いた。(佐々木)監督も本人もそうだと思う」

 ――佐々木が日本でも米国でもプロ入りすれば休学になる。年次通りに卒業したいという気持ちはあるか?
 「学問はいつでもできるとは思っている。今、技量を求められるところがあれば、適したタイミングで考えるスタンスだ」

 ――ソフトバンクの印象については。
 「その話は全くしていない。城島さんが豪快な野球(をしていたこと)は知っていると思う」

 ――興味を持っている学問は?
 「会計学と言っていた。経営者と起業家に向けた会計学。まだ2年生なのでベーシックな話をしているみたい。その授業は凄く面白いと言っていた。当然全て英語で聞いて、英語でリポートを書いて頑張っている」

 ≪高橋由伸氏の大学同期≫木下氏は華麗な球歴の持ち主だ。熊本高から進んだ慶大では主将だった高橋由伸氏(元巨人監督)と同期。4年時に副主将として支え、97年春季リーグでは4番打者として優勝に貢献した。東京六大学通算は58試合で打率.264(201打数53安打)、4本塁打、27打点。一塁手でベストナインを2度受賞した。卒業後は三井物産、サニーサイドアップを経てナイスガイ・パートナーズを起業。野球選手を中心にエージェント業務やキャリア支援業務を行っている。

続きを表示

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年10月28日のニュース