来年80年目の沢村賞 新基準は完投数10→8、投球回が200→180 過去10年で同時達成は菅野のみ

[ 2025年10月28日 06:00 ]

沢村賞の選考基準変更を発表する堀内恒夫選考委員(撮影・尾崎 有希)
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 プロ野球草創期の名投手・故沢村栄治氏を記念し、最も活躍した先発完投型の投手を表彰する「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長)が27日、都内で開かれ、日本ハム・伊藤大海投手(28)が全会一致で選出された。5年目での初受賞で日本ハムでは07年のダルビッシュ有投手(39=現パドレス)以来18年ぶり2人目。また、投手の分業化などに伴い7項目ある選考基準のうち完投、投球回の2項目を来年から見直すことも発表された。

 7項目ある選考基準のうち、2項目が来年から変更される。堀内委員長は「中継ぎ、抑えと投手の分業化も進み、現行の基準では達成が著しく困難な状況なのは明らか」と説明。新基準では完投数が10から8、投球回が200から180へと緩和される。

 先発完投型の投手を表彰する沢村賞は来年で80年目。現在の基準は87年に設定された。投手を取り巻く環境は大きく変化し、過去10年間で10完投と200投球回を同時に達成したのは18年の巨人・菅野智之(現オリオールズ)の1人しかいない。

 選考委では今年6月に検討会議を実施。議論を重ね、正式決定した。「伝統や理念と時代性を両立させながら、沢村賞の理念に沿う形で見直した」と堀内委員長。今後は5年をめどに選考基準を改めて検証する。

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