永久欠番なのに選手、監督時代含めWS初出場 マッティングリー・コーチが語った頂上決戦への率直な思い

[ 2025年10月24日 10:30 ]

<ワールドシリーズ公式練習>マッティングリーコーチ(撮影・沢田 明徳)
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 第121回ワールドシリーズ(WS)が24日(日本時間25日)に開幕する。連覇を狙うドジャースと連覇を果たした1993年以来の世界一を狙うブルージェイズの対戦。23日(同24日)には両チームがロジャーズセンターで練習を行ったが、ブルージェイズのドン・マッティングリー・ベンチコーチ(64)が報道陣の質問に答えた。

 悲願というには長すぎる年月が流れていた。マッティングリー・ベンチコーチは「本当に身の引き締まるような気持ちだよ。自分のために願ってくれる人がいるのはありがたいことだけど、自分としては、やっぱりそれは選手たちのためのものだと思っている。もちろんうれしいけど、結局のところ主役は彼らなんだ。今の自分はシーズンを通して自分自身に“物事を正しい視点で見続けよう”と繰り返し言い聞かせてきた」と語った。

 現役時代はヤンキース一筋で通算2153安打を誇るが、1982年から1995年の引退までポストシーズンに進出したのは1995年の1度だけで地区シリーズで敗退。背番号23は永久欠番となっているが、ヤンキースの永久欠番で唯一ワールドシリーズ出場経験がない選手として知られる。2004年にコーチとしてヤンキースに復帰したが、その年はリーグ優勝決定シリーズでレッドソックス相手に3連勝した後に4連敗を喫した。その後もドジャース、マーリンズで監督を務めながら最高峰の舞台は縁がなかった。

  「1994年と95年のヤンキース時代はすごくいい感触があった。85年のチームも素晴らしかった。ドジャースで監督をしていたときのチームも優勝を狙えると思っていたよ。メッツに負けた年(2015年)は特に悔しかった。第5戦でデグロムを追い込んでいたのに、仕留めきれなかった」と回想した上で「でもね、ポストシーズンに入ってしまえば“何でもあり”なんだ。162試合じゃなくて、7試合の世界。誰が調子を上げるか、誰がビッグプレーをするか、誰が一打を放つか。流れをつかんだ方が勝つ。だからどのチームでも“いける”と思うんだ。どんなチームでも“信じられる”という気持ちは常にあるんだ」とした。

 「監督やコーチというのは、選手のために存在している。彼らを少しでも良くすることが自分の役目であり、ある意味“奉仕者”なんだ。心を選手たちのために向けて、彼らの成功を喜ぶ存在であるべきだと思っている」とマッティングリー氏は語った。

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