ソフトバンク 4番・中村晃 一塁塁審と衝突退場 後頭部打撲の診断

[ 2025年10月19日 06:00 ]

パ・リーグCSファイナルステージ第4戦   ソフトバンク3-9日本ハム ( 2025年10月18日    みずほペイペイD )

<ソ・日>3回、ゴロを放った中村は塁審・嶋田(左)と激突(撮影・岡田 丈靖)
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 「2025 パーソル クライマックスシリーズ(CS) パ」のファイナルS第4戦は18日行われ、1、2戦を連勝し、日本シリーズ進出に王手をかけているソフトバンクは日本ハムに痛恨の逆転負けを喫した。「4番・一塁」でスタメン出場した中村晃外野手(35)が3回の走塁で審判と激突し、救急車で福岡市内の病院へ運ばれた。精密検査の結果「後頭部打撲」だったが、きょう19日の第5戦の出場は微妙となった。

泣きっ面に蜂だ。2連勝で王手をかけた王者がまさかの連敗。さらには「4番」の中村がアクシデントに見舞われた。

 「病院に行っているので、ちょっと分からない。明日も分からないですね。(意識は)全然あります。脳振とうの所見があるので、その精密検査です」。悲愴感を漂わせながら小久保監督は試合後、症状を説明した。

 場内が騒然としたのは2―4の3回2死一塁。打者・中村はフルカウントから粘り、9球目のカットボールを引っ張った。強いゴロを一塁・マルティネスがはじき、両手でベースタッチにいった。中村は避けようと右方向へ進路を変えたが、そこに一塁塁審の嶋田がいた。正面衝突し、そのままグラウンドに倒れ後頭部を打った。

 担架でベンチ裏へ運ばれ、試合中に救急車で福岡市内の病院に搬送され、検査。試合後、みずほペイペイドームに戻ってきた中村は、自力で歩ける状態だった。「後頭部の打撲です。CTとMRI検査をしました」と自らの口で説明した。

 嫌な流れをバットで変えていたのもこの男だった。「4番・一塁」で2試合ぶりスタメン復帰し、初回2死一塁でカウント1―2から北山の152キロ直球を強振。このCS初安打、初打点となる先制の右翼線適時三塁打で塁上で雄たけびを上げ、ベンチに向かって腕を突き上げた。

 そんな気迫たっぷりのベテランが負傷交代したことも影響し、チームは逆転負け。リーグ王者として1勝のアドバンテージがあり、日本シリーズ進出に王手をかけている現状だが、まさかの連敗だ。脳振とうの診断ではなかったが「(今後は)ちょっと分からないですね。ちょっと、ふらふらしてるというのはある」と中村はぶつかった影響は残っていると正直に語った。

 きょう19日の第5戦の出場は微妙だ。2試合連続で先発投手がKOされ、警戒していたレイエスには2発を浴びた小久保監督は「手がつけられん状態」と渋い表情だった。打線は4試合で8得点と湿っている。加えて頼れるベテランの負傷だ。まだ優位な立場とはいえ、楽観視はできない事態になってきた。
 (井上 満夫)

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