阪神・佐藤輝明が8回千金同点打「良かったです」塁上で感情を爆発

[ 2025年10月17日 01:15 ]

セCSファイナルステージ第2戦   阪神5―3DeNA ( 2025年10月16日    甲子園 )

<神・D>8回、適時打を放つ佐藤輝(撮影・島崎 忠彦)
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 感情がほとばしる。阪神・佐藤輝は一塁塁上でバンバンと手を叩き、叫び、右拳を振り上げた。2―3の8回1死一、二塁、一打同点の好機で4番が燃えた。伊勢が初球に投じた高めのフォークを振り抜くと、白球は鋭く一、二塁間へ。二塁走者・近本が風のようなベースランニングで生還し同点。引き分けでも“勝利”の虎を蘇生させる、値千金の一打だ。

 「(展開的にも)良かったです。しっかり1球で、いいバッティングができたと思う」

 快打の予兆は、直前の守備にあった。3番手・湯浅の2イニング目、佐野と筒香に連打を浴びて無死二、三塁のピンチを招いた。ここから牧、山本を右飛、三ゴロに斬り、代わった岩貞が石上を空振り三振。流れは一気に変わった。1死二、三塁では山本の三ゴロは佐藤輝が華麗に処理。捕手・坂本との挟殺で三塁走者の代走・神里を素早く刺し、2死一、二塁に局面を変えた。攻撃へのリズムを生む、鮮やかな堅守だった。

 「もう、勝つつもりでみんなやったので、結果そう(勝利に)なって良かったです」

 26歳のバットは初回からまばゆく光った。1死二、三塁から左翼線へポトリと落ちる先制の適時二塁打。22年ファーストS第3戦以来となるCSでの打点を挙げた。4回先頭の第2打席も右翼線二塁打。自身のCS初マルチ安打をクリアする快音で聖地を沸かせ、締めは8回、起死回生の同点打。過去4年出場したCSでは通算打率・163ながら、今年は同・500。40本塁打&102打点を記録したシーズンの勢いは、今も確かに続いている。

 「いやあ、シビれましたね!」。クラブハウスへと引き揚げる道すがら、日本シリーズ進出に王手をかける森下の劇弾に感激の表情を浮かべた。元気いっぱいの後輩に負けてはいられない。不動の4番が、2年ぶりの頂上決戦へと導くアーチをかける。 (八木 勇磨)

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