広島・岡本駿 フェニックスLでマダックス 98球無四球完封「うれしい。自信にもなる」

[ 2025年10月15日 05:45 ]

みやざきフェニックス・リーグ   広島3―0独立リーグ選抜 ( 2025年10月14日    天福 )

フェニックス・リーグで独立リーグ選抜戦に先発した広島の岡本
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 確かな適性を示した。広島・岡本駿投手(23)が14日、みやざきフェニックス・リーグの独立リーグ選抜戦(天福)に先発し、被安打4の無四球完封。9回を98球で投げ終え、見事に「マダックス」を達成した。先発挑戦2戦目にして、早くも大きな収穫を得た右腕は「うれしい。自信にもなる」と声を弾ませ、来季以降の飛躍を見据えた。

 岡本は、その表情に充実感を漂わせた。終始、危なげない投球で27個のアウトを積み重ね、98球で省エネ完封。100球未満の完封勝利「マダックス」を達成し、先発として高い適性を示した。

 「打たせて取って、テンポがいい方が守りも攻撃も良くなると思うので、意識して投げている。今日はストライク先行で投げることをテーマにしていて、それができて良かった。うれしいですし、自信にもなる」

 最速148キロを計測した直球を軸に、多彩な変化球も織り交ぜて的を絞らせない。初回1死で中前打を許して以降は6回まで打者16人連続アウト(併殺1)に仕留め、付け入る隙すら与えなかった。

 この日は投球の幅を広げる目的で、投手コーチからツーシームに頼らない投球を厳命され、打者一巡目は封印。代わりに精度向上に努めているスライダー、チェンジアップ、カットボールなどで組み立てることで、「カットボールが良かった。構えたところにいき、空振りも取れて打たすこともできた」と収穫も得た。

 今季は救援で41試合登板。1年目から期待に応える働きを見せたが、新たな可能性を求め、今秋から先発に挑戦している。初先発だった前回8日四国IL選抜戦も7回2失点と好投したが、今回はそれを上回る結果でアピールに成功。相手打線に二塁すら踏ませず、無四球で9回を投げ抜いた右腕について、高2軍監督も「この間(8日)の試合もそうだが、最後まで球威はそこまで落ちなかった。投げるスタミナは十分ある」と太鼓判を押した。

 評価されたスタミナ面は、先発仕様にさらに強化中だ。フェニックス・リーグでは、1クールに2度ブルペン入りしてそれぞれ約100球を投げ込む。さらにウエートトレーニングでも下半身、体幹を中心とした強化メニューに取り組む。

 「全体的な強化も必要ですし、そこに(投手コーチから)気持ち、精神力とかも大事と言われていたので、鍛えています」

 心技体の向上を目指す秋。「開幕1軍から先発のローテーションを狙うぐらいの気持ちで投げている」と2年目の飛躍を見据えた。(長谷川 凡記)

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